保護
被害者の避難先は孤児院か俺達の家か選んでもらったが、被害者全員がゴーレムしかいない俺達の家を選んだ。
男の俺を警戒してたが、助けたミラの言葉を信じてお礼を言ってブックマークの先へと走ってった。
女性でこういうケアを得意そうな人をアケドラタツクロに要請しとくか。
表向きの組織のトップまで全員眠らせて制圧完了。
あとは更に隠された地下へと向かうか。
初めはオルタの近くの村で、その後何度も見た顔が現れたな。
「待ってたぞ。お前らのことは。14神将を束ねる2神将の1人テンゲだ」
「こっちこそ会えるのを待ってたんだよ。よくも人の愛する妻に手を出そうとしたな?サヒカワにいる神将はテンジョーって名前か?」
「よくわかったな。いや、そういえばお前は迷い人か、恐れ多くもショウ様の偉大なる考えを」
方位の場所がないなら修羅、羅刹、夜叉からとるか上と下かって思ってたからな。
「いやいや、そう言うのはもういいんだ。どうせ、お前はテンゲの上位のコピーで探りを入れてるんだろ?」
「半分当たりだ。探りはもう済んでいる!お前らは魔法しか取り柄がないんだろ?ショウ様に貰った力を皆魔法防御に力を割いてる!あとは増幅された力と物量で押しつぶしてやる!」
それじゃあこの魔法を耐えれるかな?
ミラが杖を構える。何気なく常識チートで魔法少女系のアニメを付与して見せたらハマったのだ。
ミラの前から7色の小さい光の玉が展開される。
可視光レーザーをテンゲに当てるとあっさり穴が空く。
「バカな……」
よしっ!と小さくガッツポーズするミラを褒めて先に進む。
「「「さっきの奴とは一緒にするなよ」」」
今度はテンゲが合体したのがワラワラと出てきた。
今度は俺の番だ!手を前に出し赤外線を集めてレーザーを放つ。
さっきの奴と違いが分からないほどあっさり切断出来た。ゲームと違って手応えや強敵は別にいらない。けど、ここまであっさりだと拍子抜けだ。
元だろうが人を殺すのにも嘔吐感はもうない、抵抗は未だにあるけど無くなった方が危険だと思うので上手く付き合ってく。
やっと本物のテンゲ
「よくわかった。お前らは危険だ、ここの運営用の魔力とエネルギーを使って確実に葬り去ってやる」
周りの魔物の反応が一気に消える。魔物だけじゃない人間も合体、いや吸収か。人間は自業自得だな。
神将の本体が登場か、それにお目当てのものもあるっぽいな。
(ヴィティ!準備はいいか?)
(ですので!許可も準備も大丈夫ですので!)
ここらへんのマナが減っていく。テンゲの仕業だろう。
「これでお前らは魔力を回復は出来ない!あと何回使える?耐えれば俺の勝ちだ!」
氷柱を出してテンゲに攻撃(激弱)!しかし砕かれた。
「ふん!全力を出せばこんな物か!さっさと殺してエネルギーの回収をするとしよう」
「くそ!」
今度は炎の魔法をぶつける。
「ヌルい!」
やはり目隠し用の魔法じゃダメージは当たらないか。
でも、ミラがさっき俺が使った赤外線レーザーを何百という数で打った。
「くっ!まさかここまで強いとはな。だが同じ手はショウ様には通じんぞ」
テンゲは自分で魔石を壊し自殺しようとした。
(ヴィティ!)
(言われなくてもですので!)
ミラはゲテンを倒し、俺はテンゲを倒した瞬間にショウと繋がるネットワークを切断。そしてヴィティは仕事を済ました。
ここまでは計算通り。残るは4つだ、3つを潰したら全員でショウとテンジョーのいるサヒカワに乗り込んでやる。
「本当に私が倒して良かったの?ジンが止めを刺したかったんじゃ?」
「ううん。夫婦2人で協力して倒したんだ。これが俺の最善だと思う」
それに俺1人で倒したら、また何かあったとき同じことの繰り返しだ。
俺が!じゃなく俺達家族がで行動したほうがいいんだ。
もちろんヴィティも含めてね。
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




