不死身の秘密
まずはミラ達を呼んでショウ関連とは別の、不死身の秘密を入れた辞書を渡す。後ろで、そういうの調べるのはヴィティの役割ですのでと聞こえる。
「とりあえずシンダラと一緒の方法を試すか」
指輪に魔力を込めてアニラの身体を調べる。
「こいつは魔石で身体が出来てるのか」
思わず呟く。確かに長年ダンジョンの魔力を蓄えてるなら不死身と思えるだけの能力だろう。
では、試そうか。
アニラの周りに結界を張り、その中を超高熱の空間に仕立て上げる。徐々にとは言わない、まずは太陽の中心部分の温度、の10倍で1億5千万からスタートだ。
一瞬で消えた。何も残さずに消えてしまった。
とりあえずは終了だ。帰宅して、皆に報告して情報を集めよう。
ジンとミラの家
「そういうわけで潰したのが3箇所で神将も倒したと、残りは10だね」
進行役はアケドラタツクロだ。1番向いてるだろう。
精鋭部隊チームはアジトを調べるのに徹して貰ってる。
残りの半分は既に見つけてるとか。
そして神将だが、ショウが集めたのではなく、脱落神が復活のために集めてた信者が先で、脱落神の身体の用意にショウを転生させた。そしてその集団と脱落神はショウに乗っ取られたみたいだ。
どうやら地脈みたいなのを作って神将や信者が集めた物はショウに捧げるシステムだ。多分そろそろこちらのこともバレてるから全員1度気を引き締めるように言われた。
ここで皆に言いたいことを言ういい機会だ。
「ポロッサに絡んでる神将だけは俺だけでやりたい。危険とかじゃなく、俺がケジメとして戦いたいんだ。協力してほしい」
皆からは反対の声が上がる。いや2人は何も言ってこない。
ヴィティとアケドラタツクロだ。
「俺はジンのこと友人だと思ってる。推測だけどジンの考えてることがわかるから反対はしない。けど問答無用って訳じゃないんだろ?」
「ヴィティはジンとミラ様両方の気持ちがわかるですので」
「いいなよ。ジンの考えを。それを受け止めてから皆も意見を言うんだ」
「実は、ポロッサにいる神将は裏組織のトップで、その組織の人間はミラを浚い支配魔法をかけて違法に売ろうとしたことがあるんだ」
それから自分の暴走や、ヴィティがサポートに来てくれたことを話した。
恨み辛みだけではなく、妻を狙った組織を1人の男として潰してやりたいのだと。
そしてそいつらを自分の怒りで見失わず出来たとき、あの時の自分より成長出来ていると確認したい。
その想いを伝えるとホーは一番先に賛成してくれた。
ニーナさんとメイはミラと乗り越えるのが夫婦としてだと言われた。
エイトとシルは3人の意見を聞いてから賛成だった。
「私が狙われたなら私もやり返したい!神将と信者はジンに任せるから残りは2人でやろう!」
「そうだね。ただの人間なら国で利用するから生け捕りが助かるかな。そいつらから聞き出してヌイアに巣食う癌を排除したいし」
「ではヴィティはジンといて何もしないことをしてあげるですので」
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




