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常識チートは非常識  作者: ¥$終
神からのお願い〜探究と解明と解決を〜
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初戦果

ゴブリン9匹を狩った所で10時過ぎだ。マーヤさんに宣言した時間まで約二時間。

二人だけでもゴブリン1匹なら倒せてたし、俺も探査魔法や強化魔法など色々試せて良かった。


「そろそろ帰ろ」


探査魔法に2つの反応が引っ掛かる。俺よりでかい何かとゴブリンだ。

引っ掛かった場所に目を向けると、逃げるゴブリンと追いかける豚の魔物だ。国民的RPG寄りのオークか。まだ200m以上の距離がある。

二人を俺の後ろに隠れさせ、

オーク、初心者魔法使い、戦い、で問いかけてみる


『オークは初心者魔法使い2人分の全魔力を1人で注げるようになるまで戦わないのが常識』


大丈夫だ。そのくらいなら最初のゴブリンに使ったのと変わらない。一応保険で更に2倍の威力にしとこう。


「まずはオークを狙う。その後ゴブリンを倒すからそのまま隠れてて」


2人に声をかけたら、オークに向かって魔法を放つ。距離があるせいか、クビを狙ったのが顔を半分に切断された。

オークは数歩惰性で走ったあと倒れた。それに気付かないゴブリンに向かい、再度魔法を放ち2匹の死体をアイテムボックスに入れる。


「2人とも怪我はなかった?」


2人とも頷く。

問題なく倒したけど失敗だったな、森に近づき過ぎたか。ホーは、魔法凄いです!と興奮してるけど、ミラのほうはずっと下を向いて服の裾を掴んで離さない。よっぽど怖かったのだろう。


とりあえず孤児院まで帰ることに。小声でホーにミラのことを聞いたけど、驚いた顔をした後に大丈夫ですとだけ言われた。




孤児院まで着いた。時間も少しは余裕がある。

結構な人影が見える。なんと皆、庭で待っていたのだ。皆に囲まれると

「怪我はなかった?」「大丈夫?」「ドラゴン倒した?」


などと、もみくちゃにされるホーとミラ。ホーはニーナさんの時だけ更に嬉しそうな顔してる。


「ありがとうございます。3人とも怪我が無さそうで何よりです」


マーヤさんがお辞儀をしてくる。オークに襲われたことはしっかり伝えなきゃいけない。


「すいません。怪我はなかったですけど、オークに出逢いました。安全に気を使ったつもりでしたけど保護者失格です」


「ちがうんです先生!ジンさんはオークを見つけたら僕達を守るようにして戦いました!それに一撃で倒してます!」


「いや、ホー。それは言い訳に過ぎないし、危険な目に会わしたのは変わらない。ミラもずっと怯えたままだし」


「そうね、ジンさんの言う通り。危険な場所まで行ったのは変わらないわ。」


すみませんでした。と頭を下げる。


「だから次に行くときはもっと気をつけて下さいね」


これが漫画なら頭に?が浮かんでただろう。それを察してかマーヤさんが


「もしこれが魔物を追いかけて森の近くに行ったのであれば2人に恨まれても許可はしません。でも今回は違うのでしょう?だから2人に聞きます、ジンさんと魔物を狩ってみてどうでした?」


「最初からずっと僕とミラがゴブリン1匹を相手になるようにしてくれてましたし、近くで見守ってくれてました」


そして、オークを倒してからほとんど口を開かなかったミラが


「私はジンさんとまた一緒に行きたい」


「2人ともありがとう」


「それじゃそろそろお昼にしましょ。ジンさんも食べてっください」


食べ終わりニーナさんが咳払いを1つ。マーヤさんは片付けだ。


「それでさ、ジンさんが良ければ孤児院に泊まってくのはどうですか?お金は当然いらないです。ホー君とミラと3人で相談したりするのに都合がいいでしょ?」


「呼び捨てで良いですよ。周りからみたら年下にしか見えないですし。ただで泊まれるのはありがたいんですけど、そこまで甘えるのは」


「えっと、それじゃジン?これからホー君とミラ2人の面倒を見てもらうんだから気にしないで。それに打算もあるの。私のチートはアイテムボックス強化版と鑑定眼の2つで、人の悪意とかを見ることが出来るの。友好的な強い人が、孤児院に居るって私達全員にメリットのある話なんです」


「なるほど。それじゃあお言葉に甘えます。あと、私のチートも伝えたいんですけど、内容的に最初はニーナさん以外だとマーヤさんとホーとミラにだけ話したいです。他の子に話すかは4人の判断に任せます」

閲覧有難うございます。

ブックマークしてくれた方本当に感謝です。

ポイント付けてくれた方も感謝しています。

書く励みになっています。

拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。


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