それはそれ
3階まで来て、ちょっとしたスペースがあったので早めの休憩。ドロップした希少金属の確認と魔力で増産しようと思う。
武具やアイテムの強化しておくと今後の役に立つだろうし、エイトとメイに渡せば希少金属の合金とか作ってくれそう。
「ミラは何か欲しいのある?」
「ジンの故郷の武器とか欲しい!」
となると日本刀か脇差になるか。よし、作ってみるか。
何度か失敗をして完成した物を渡す。
「そういえばジンの話を聞いてたら、強さって数字で表せるんだよね?」
あぁ、話したことあるな。この世界はステータスオープン!って言っても何も出てこないけど。
「アケドラタツクロ様が強いって褒めてくれたけど、私達ってどのくらいの強さなのかな?」
「ジンは正直引くくらいの魔力を持ってるですので。ジンの後はすぐ上げたミラ様でジンの1/3程、そしてメイ、ホーの順番ですので」
あれ?ニーナとエイトは?あとマーヤさんだって元冒険者だから魔力は高かったはずだ。
「エイトはメイの7割位ですので、ニーナはエイトの8割程ですので。元の成長の才能や魔物の倒し方で差が出るですので。
マーヤは皆ほど鍛錬をしてないですので。それでも1人で戦ってもヴィティの知ってる魔物は瞬殺ですので」
(それにジンの近くにいるのが強くなりやすいのが迷い人としての特徴ですので。メイがやってることは本人のためにも内緒にしてあげるですので)
いつの間にかヴィティに魔力を計れる能力が付いてた。
どうやら信者の居場所をわかる他、強かったら俺達が逃げれるようにとの配慮だそうだ。
「ちなみにジンは魔力の全回復にはどのくらいですので?」
「この前測ったら7分ちょっと」
「これが一瞬で全回復するようになったらマナと同等の魔力ですので。ちなみにヴィティもジンから魔力を提供されてるですので。ジンの0.001%くらいですが、それでも正直凄い魔力を扱えるですので」
ヴィティへの魔力のことは忘れてた。シルさんの時に、召喚獣として扱うから魔力提供してたんだよな。そしてそのままにしてたんだっけ。
あの悪夢にはまだ本当に先だな。回復時間は最近10分から7分の間で前後するし。
そもそも俺は他の人のデータが少ないのだ。魔力値を数字で出す方法もなければ、国のトップクラスの戦いを見たことが無い。
ただ、常識チートでの情報を頼りにするなら、エッゾ大陸でヴィティに渡してる魔力だけでも足元に及ぶ者はいないと言える。
迷い人やそれに近しい人、ショウみたいなイレギュラーは別だ。だからこそ今は色んな力が欲しい。
よし!ご飯食べたしそろそろ、ん?ホーから手紙きた。
どうやら神将のアジトを突き止めたらしい。準備して数日後には戦いになるのか。
応援の手紙書いとこ。ミラにも書いてもらうか。
よし!改めてダンジョンを攻略するか!
ミラは片手にオリハルコンの棒と腰に日本刀と脇差を携えて器用に3つの武器を使ってる。
かくいう俺は基本素手だ。別に武器の扱いが下手なわけじゃないし、魔力任せじゃなく、ただ身体を上手く使いこなすためだし。
上の階へと行くと今度は山タイプのダンジョンだ。これは初体験。
今のままだと修行にならないな。もっと下げるか。
「ミラ!この山は俺が試したいことがある!危険になるまで見てて!」
気をつけて!と声をかけられ山に入る。ずっと安全マージンをとってこの世界を生きてきた。ゲームとは違うんだ。やり直しが効かないなら正解だと思うけど、このままだとショウに勝てない気がする。
そのためには魔力を抑えて戦おう。
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