パターン読めてきた
「はっ?満室?じゃあ俺達はどうすればいいんだよ?」
そうだそうだ!と後ろの3人も騒いでる。
「この4級冒険者クダダス様が泊まるんだぞ?」
なんかこっちに来てから3人目だけどク○○スの酷い率100%なんだけど?
(いえ、ポロッサのダンジョンでアケドラタツクロが捕まえた幹部の名はクネソスなので4人ですので)
今度名前を聞いてから対応決めようかな。
怖い警備員らしき人が現れたし部屋に向かう。
「ねえ、そろそろジンが来てから1年になるし、そのお祝いしたいな!記念日多すぎってヴィティちゃんに言われてから待ってたの」
「ありがと!あと、恋人や夫婦は付き合った日や結婚した日を祝うんだよね。ミラは誕生日と結婚記念日が同じだから盛大にやろう!」
アケドラタツクロチームはイベッカ近くの地下に着いたかな?
「で、ジンの魔法で来たわけだけど、この道路凄いね。いつかエッゾ全体をジンに頼みたいな」
「あの、アケドラタツクロ様、これってそんなに凄いんですか?兄ちゃんならもっと凄いの作れそうですし、ゴーレムが手伝ったって言ってましたよ」
「あは、そんなに畏まらないでよ。俺ってバレたら困るからマサさんって呼んでって言ったでしょ?エイト君の言いたいことはわかるよ。ジンが全力出したらもっと凄いの出来るし、構造や均一さなら君とメイちゃん2人でやればさらに上を作れると」
「いえ、マサ様。そこまでは言いませんけど、メイ、いえ、私達は別にして兄ちゃんが全力出してないのが凄いんですか?」
「様もいらないよ、子供はもっと楽に!
俺の目って魔力の性質みたいなの分かるのね、ジンとミラちゃんは最近までどうやってか隠してたけど。
まあ、それでこの金属を見たんだけど、これ、金属を吸収して自己再生するように出来てるんだ。
しかもある程度以上の品質のコンクリートや金属なら魔力によってジンが作った物に変質するようにしてある。空気中のマナを吸収する機能付。見事だね」
「えっと、アケ、マサさん!その機能付けてもっと凄いの作った方がいいんじゃないですか?」
「そう、ジンが凄いのはここからさ。これを見た職人がやる気を出せる範囲で作れそうで作れない物なんだ。これに近づけようと努力した物で続きを作ったらジンの魔力で強化される。そうじゃなかったら」
「「なかったら?」」
「一生この道路の補修材として吸収される。つまり、領主の本気を測りつつ、職人の能力を試しながら、街の発展にも役に立つ。彼ならまだ考えがありそうだね」
途中からは単なるアケドラタツクロの深読みである。
やる気のない仕事をしたら進まなくなるように、ペアリングをバカにされた仕返しとして小細工したのと、付与魔法の重ねがけの限界を調べてただけなのだ。
「「兄ちゃんやっぱり凄え!!」」
「うむ。やはり彼は私の見込んだ以上の方なのだな。そしてそれを見抜くアケドラタツクロ様もやはり」
「はい!シル!俺の名前はマサさんでよろしく!」
勘違いと共に進みながら楽しくやりながらショウの地下空間に向かってくチーム。
「いやだー!!ここはミノタウロスやそれより強いの出るじゃないか!人殺し!ここで作業なんか出来るか!」
「ホントにうるせえなコイツ!しまいにゃ殴るぞ!湾中ギルドから追い出されて土木ギルドで引き取ってやったんだキリキリ働け!
それに見ろ!この素晴らしいコンクリートと金属!ワシはこの金属を作る、いやこれ以上の金属を作る為に産まれてきた!そう確信してる!」
「昨日の打ち上げでワシは美味い酒を飲むために産まれてきたって言ってただろ!」
「そんなこと言ってる余裕があるならさっさと作業始めるぞ奴隷!」
「なんか聞き覚えのある叫び声が聞こえた気が?」
「僕も聞こえたよシルさん!」
「あはは、今度機会があれば教えてあげる♪」
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




