出来る男
ヴィティは胸焼けしてるからと食事中だ。意味が分からん。
「どうだい?仕事お疲れ様!今後に備えて色んな準備してきたよ」
まあ、アケドラタツクロだろうなとは思ったよ。
というか、口調どんどん変わってる。と突っ込んだらジンと話てるとあっちで死ぬ前の俺に戻れるんだよね!と言われた。
「いやー、俺の担当した神様から連絡あってジンに協力しろってね。もうしてるのに。他の転生者は連絡つくのだけお願いするらしいよ?」
神様連絡出来ないのいるのかよ。どうやら俺達が特殊で基本的に自由を約束したから監視やそういう手段を切ってるのが大多数なんだとか。
「でさ、ジンの気分を害したら悪いんだけど、ウバリの孤児院を部下がちょっと見てたんだよね」
魔力を高める。ミラもすぐに行動出来るような態勢だ。
「違う違う!ジルーニャもあそこ行ってるし気になったんだよ。あの娘のオシメ取り替えたこともあるんだぜ?まあ、王族で俺に取り替えられてない奴はいないさ」
俺と関わり合いの深い場所を念の為護衛してくれてたらしい。そこで気付いたんだとさ、皆の魔力や能力が異常なまでに高いことを。
単純なスペックなら迷い人抜いたら国の精鋭でも敵うのはいないそうだ。ホーは特に戦闘力が高い、そして皆○ーラ使えるんじゃん!と興奮してた。
「そこで俺は気付いたジンのチートに」
まぁ、ここまで情報があるならコイツなら気づくよな。
「潜在能力開放だろ!俺と俺のお眼鏡に叶ったやつだけそれをしてほしい!悪いことには使わない使わせないだから頼む!」
そっちかぁ。今まで凄い男だったからちょっと外した感じが残念。
魔力鍛錬を教えるか。アケドラタツクロは信用出来る。
「あー、これは盲点だった。これを続ければいいのか」
「直接教えても良いけど魔法で眠らせて魔力をこっちが操作しても出来るぞ。実は既に試した、熟睡してるなら魔力密度が上でもどうにかなるみたいだ。寝る前に抵抗する魔法してれば別だろうけど」
これはミラに頼んで俺にやってもらった。
この方法なら大人数には出来なくても管理しやすいはずだ。アケドラタツクロならそのうち纏めて百人同時にやっても驚かない。
「で、その14神将とやらはどのくらいの強さだった?」
「家を買ったあとに魔力を大まかに計る爆発しない装置を作ったことあるんだがな、魔力はハイミノタウロス以上ジェネラルミノタウロス未満って所だ。身体能力は見る前に始末した」
少し思い出して嫌な気分になる。ミラが手を握ってくれたので落ち着いた。単純だな俺。
「それならどうにかなるな。ねぇ、孤児院の人達に頼むのは
「それは駄目だ。俺やミラが頼んだら手伝ってくれる、だから頼みたくない。危険だからだ」
ヒドイなー、俺ならいいのかよー、とニヤニヤしてる。
「と、君のお兄さんはホーエンハイム君や皆の意見や気持ちは考えてないそうだよ?」
ビー玉みたいなのを取り出した。あれもしかして携帯電話かよ。
閲覧有難うございます。
ブックマークしてくれた方本当に感謝です。
ポイント付けてくれた方も感謝しています。
書く励みになっています。
拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




