次の目的地
家探ししてると色んな物が見つかった。
主にショウの目的と手段だ。
そして手段を見てみると細菌だけじゃなく、人をおかしくする催眠魔法を使えるみたいだ。強力なのではなく、ゆっくりと蝕むタイプ。これで活動拠点や仲間を増やしてると。
そして、その中にはどうしても許せない活動があった。
コイツラを全員ぶっ飛ばさなきゃいけない理由がもう1つ俺には出来た。
そしてどうやってこの量産型の手配とかをしてるのだろうと思っていたら、どうやら独自の連絡方法があるみたいだ。
他のアジトの場所の情報がないのが残念。あと13箇所は探して潰してくか。
信者が動いたら神様が教えてくれるしな。
あとは、ここが稼働してないことが判明したら他の神将が来るかもしれないし見張りは眷属達に頼もうかな。
ワープゲート改めてブックマークだ。これは登録した場所に他を経由しないで直接行けるワープゲートの上位互換だ。
人手が足りない。でも他の人を巻き込みたくない。本当はミラだって、でもミラがいた方が俺が頑張れるからその分強くなろう。
「ねえ、ジン?そう言えば信者達と話すときって口調が違うよね?」
ああ、それか。半分わざとだ気を使う必要もないし。
変だったか聞いてみると。
「ううん。凛々しくてカッコ良かった♪」
(ヴィティがよく食べるのは甘い光景見すぎてるからですので。あっ、この角煮ふわとろで美味いですので)
あっ。ヤバい。
「それじゃあ1回帰ろっか?ミラのご飯食べたいから用意頼める?」
「任せて!」
帰宅してミラを見送ったら移動魔法ですぐにトイレへ
「オロロロロ」
覚悟は決めてたし、死体を見なくて済むようにすぐアイテムボックスへ入れた。
でも気が緩んだ瞬間嘔吐感が押し寄せてきた。
ゴブリンのような人型もキツかったけどすぐに慣れたから大丈夫だと思ってた。思いたかった。
でも、"元"人。あそこの書類には書かれてた。それだけで違う1線があった。これでもし魔石が確認出来てなかったら俺はどうなってたんだろう。あまり長いとミラが心配するな。口を濯いで戻るか。
ドアを開けるとミラが悲しげな表情で立っていた。
「
口を開いて何かを言おうとした瞬間ミラに正面から抱きつかれた。背中を撫でられ、ずっと年下の奥さんに慰められてる。
頼りなくて申し訳無い気持ちもあるけど、ミラの優しさが何より嬉しく気持いい。
「ありがと、もう大丈夫。ミラは強いね」
「ううん。私はジンがいたからだよ。ジンは私がいたら大丈夫?」
勿論だ。ショウ達は神に成り代わりこの世界をやり直すつもりだ。そんなことはさせない。
「お客さんですので」
ったく。誰だよ。憩いの時間を邪魔するの。
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




