14神将
わざわざ2増やした理由か。
最初に集まった信者がそれしかいなかった。違うなイベッカ近くの地下の書類を見た限りもっとなんかそれらしい理由がある筈だ。
「考えてもわからないなら信者虐殺タイムです」
うわ、またイルカでた。けどその通りだな。
地下へのルートを探して床を捲る、意外とわかりやすい場所にあった。
階段を降りると複数の信者らしき奴等がいて、一斉にこちらを見た。
「なんだお前は?」
同じ顔が並ぶ中、違う顔の男が話しかけてくる。情報は共有されてなさそうだ。
「家宅捜索だよ。十四神将様とやらに聞き取り調査をしにきた」
「ほう、我と我等のことを知ってるとは誰の差し金だ?」
「俺自身の考えだよ。仲間は募集してないのかい?上の奴は信用ならないと襲ってきたから殺したよ」
(何を考えてるですので!?)
(もしかして探りをいれてるの?)
(勿論ヴィティは気付いててノッてあげたですので!)
(そもそも普段そんなことしないジンが)
(ちょっとヴィティ静かにして)
「我等の同胞を殺しといて仲間になりたいと?それは我も信用ならないな」
「むしろあんなのを信用してるから俺にここがバレるんだよ。俺ならもっと上手くやれる」
「本当か?ならば我等十四神将の勧誘以外で入るのはお前が初めてだ。カイリシ支部のポロッサには厄介な奴がいるからそこで動いてもらいたい。この前の贄も失敗したらしいしな」
自分で顔の表情が固まったのがわかる。やっぱりこいつ等が原因か。
もう少し情報がほしい。
「といってもある程度しか俺は知らん。いきなり全部話せとは言わんから情報をくれ。例えばなぜそこの奴等はお前の顔じゃないのかとか。そんな雑談レベルでいいさ」
「そんなことか、このエッゾを、我等が主ショウ様が14に分けた、我等はその神の将として1人ずつその場所に任命されたのだが、ポロッサで活動がしにくく、その神将は力を蓄えて、自身の分身を大陸各地に送り手伝いをしている」
「なるほど、その神将様が動いたけどこの前の贄は失敗したと」
なるほど、北海道は広いから14支庁にどったらってやったな。思い出したよ。別にショウが考えた訳じゃないしそれ!
(ここまで聞いて思い出したもないですので)
そして色々話を詳しく聞いたところで気が緩んだのかもしれない。何気なく言ってしまった。
「ちなみに14神将の名前って2人足りないけどなんて名前にしたの?」
(あっ!)
(やりやがったですので)
(詳しい話を聞けたしもう大丈夫)
「お前らショウ様しか知らないことを!迷い人だな!!おい!コイツラをころ」
最後までは言わせない。密室空間での多人数戦は魔力ワイヤーの真骨頂だ。
ミラが結界を張り、俺が魔力ワイヤーを縦横無尽に走らせまくる。それだけで細切れだ。
死んだのを確認するためすぐにアイテムボックスへ収納。
とりあえず神将の居場所だし家探ししとくか。
「誤魔化したですので」
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。
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