4章〜エピローグ〜
今イベッカの街に来ている。折角だからと観光だ。
街を一通り見たら、作業用ゴーレムが何かを伝えたがっていたのでそこまで行く準備をする。
「ここに何かがあるの?」
「みたい。作業用ゴーレム1号が変な感じだと」
と言ってもコンクリートで地面固めたしなぁ。
足元方向に探索魔法をと。
「あっ!」
ミラも同時に気づいたみたいだ。下に空間がある。遺跡って感じでもないし。繋がってる所を探して見るか。
「ここに階段が隠されてるの?」
「うん。簡単には見つからないように細工もしてある」
その細工を見破る作業員の常識凄いな。とりあえず入ってみよう。
カビ臭いだけで毒とかはなさそうだ。
奥に気をつけながら入ってくと謎の部屋の前にたどり着いた。そこにはプレートに
神至道法
と、"日本語"で書かれてる。神に至る道への法か、ロクなもんじゃなさそうだ。
どんな仕掛けがあるか分からない。魔力で強化と防御壁を強めに展開する。
部屋には普通に入れた。攻撃の仕掛けや魔法の発動も今のところない。執務室のような造りだけど、紙のクオリティが一段と低い。かなり古い物のようだけど劣化もしてないようだ。
とりあえず読んでみよう。ミラにはまだ難しいからヴィティと組んで2組に別れて調査開始。
こいつはどうやら当たりのようだ。カサネ様達がクリアした修行を諦め、暴れて消された神になれなかった者が生き延びて、こちらに転移者を呼び乗り移ってカサネ様達に逆襲しようと企んでたみたいだ。
でも、その神になれなかった者は、転移者が神になり変わろうと逆に取り込もうとした努力が書かれた。
神になれなかった者、脱落神とでも呼んでおくか。邪神ってのも考えたけどこいつを神と認めたくない。
そいつがエネルギーをコツコツ集めてるのを知った転移者が、もっと効率よく集めるために文化をわざと衰退させたり、あの悪意の塊のような細菌を産み出したのだ。
そして、長い年月をかけて脱落神を崇める隠れ宗教もつくったと。
これはカサネ様に報告だ。多分ヴィティがもうしてるだろうけど。
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




