表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
常識チートは非常識  作者: ¥$終
神からのお願い〜探究と解明と解決を〜
52/165

スタンピード

「おや?ここらへんの人じゃないね?しかもよくあんな強い魔物や似たようなのいる方から来れたね?」



ムロオニの北門の衛兵から声をかけられる。似たようなのとはなんだろ?

ムロオニは東門がないのだ!海だから。

西門から整備された道から外れると魔物が強く定期便以外の人は来ないそうだ。ムロオニの北側にあるイカッベ町側からは直接これず西側のナカマハ町を経由しなければならないとか。


イカッベ町付近は牛の魔物が多く、美味しいが労力に合わないとか。だからミノタウロスがいっぱいだったのか。



「私、海見るの初めて!」


はしゃぐミラと海鮮物を食べ歩きしながら出店を楽しむ。おっ!寿司がある!美味い!迷い人グッジョブ!!

なんだこの豚串を甘いタレで海苔の上に乗っけた弁当?

豚串なのに焼き鳥って面白いネーミングセンスだ!

お店の名前はイタエーか美味しかったしまた来よう。



冒険者ギルドに顔を出し情報を集めるが、エッゾの最東端なので人が集まらず過疎化が進む一方だとか。

違う、そういう人助けは望んでない。今度インフラ整備に力を入れるらしく人や物の流れを変えたいらしい、頑張ってくれ。


しかし食べ歩きやウィンドウ?ショッピングをしてて楽しいけど気掛かりが1つ、ヴィティがへそを曲げてる。ずっとミラに引っ付いたまんまだし。


「言いがかりはよして欲しいですので」


顔を背けるヴィティ。いや言いがかりじゃないだろ。

食べ物もミラからしか食べないし。こんなヴィティ初めて見た。


はぁー、とでかいため息をしたあとに、


「ミラ様は、料理が上手だからってジンに、ポロッサのレストランの名前に例えられて、心の中でミラゼリアとか思われてたらどう思うですので?」



もしかしてあれか!ヴィティペディアだ!正直悪かった。


「私はレストランの代わりなんだぁ、って思っちゃうかも」


ヴィティにしっかり謝罪をしたら、次はないですのでと釘を刺された後、俺の肩に戻った。



「ジンの知ってる物語だと大体は強い魔物が現れて、漁に被害が出るから主人公がその魔物を倒して感謝されるのが多いのよね?」


なんて話てると、街がなんだかなんか騒がしいな。


「おい!漁から帰って来た奴らがシーサーペントらしき物を遠くで見たってよ!!」


「まじか?かなり久しぶりだな?どうするよ?」


「どうするってお前アレの他に何か出来んのか?」


「あ!ジンの言ってたとおりだ!」


と、ミラが海に出る気満々な所に聞き覚えのあるイヤな声が。


「いやだー!死にたくない!俺が何したって言うんだ!」


「うるせぇ!首都でくだらねえ決闘して莫大な借金こさえてこの街に奴隷ギルドから送られて来たんだろが!!黙って言うこと聞きやがれ!!」


よく見るとクラウスだ!なんか奇遇。嬉しくないけど。


「シーサーペントなんて中級の冒険者が束にならないと敵わないじゃないか!命の危険がある命令は違反だぞ!」


「あんな魔物が命の危険ならおまんま食っても風呂入ってもそのうち死ぬわ!アレに負けるような軟弱漁師はこのムロオニにはいねぇ!」


横から野次が飛ぶ。


「おい、ヒデ!その腑抜けに構ってたら折角の大漁チャンス逃しちまうぞ!さっさと用意して、魚獲ってシーサーペントを他に倒されないうちにやっちまうぞ!」


あっ、シーサーペントは強力な魔物どころか、倒すのに協力する必要ない相手なんですね。そしてシーサーペントから逃げてきた魚を一網打尽にすると。

なんとも心強い人達だ。そして困ってなければ助けることが出来ない。


クラウスはここで性根を叩き直してもらってくれ。

閲覧有難うございます。

ブックマークしてくれた方本当に感謝です。

ポイント付けてくれた方も感謝しています。

書く励みになっています。

拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ