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常識チートは非常識  作者: ¥$終
神からのお願い〜探究と解明と解決を〜
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付与魔法とゴーレム

旅に出るに当たってこの家をどうするかだけど、ミラのおかげで問題は片付いた。


大量の掃除道具を用意した上で、掃除の専門業者の知識を付与魔法でインプットしたゴーレムだ。サンバと名付けよう。

このゴーレムを数日に1回働いてもらって、後は空気中のマナから魔力回復にあててもらう。


掃除道具の補充やゴーレムのメンテナンスはたまに俺がやれば大丈夫だろう。

最初の目的地は右端だ。こういうのって虱潰しにやらないと気がすまないんだよね。


1番右端の街の名前をヴィティに聞くとムロオニと言うそうだ。海鮮物が名物で、漁師は屈強でウバリの冒険者よりずっと強いだとか。


ウバリに寄って大陸を回ることを報告。月1くらいは顔を出すと約束もした。というか孤児院が見違えた。老朽化した別荘からファンタジー貴族の屋敷までグレードアップしてる。


ニーナさんの知識とアイテムボックス、メイとエイトの技術と皆の魔力があれば可能か。

マーヤさんからは1/3の仕送りはもういいと言われたけど断固として拒否!こういうのは気持ち。俺も家族になにかしたいのだ。



「こっからは歩いて行くの?」


流石に空飛ぶ乗り物で街に入るなんてことはしない。

まずは街の特産品を楽しむのが旅の醍醐味だと思ってる。それに海の近くの街はイベントが起こると相場が決まってる。



「これからしばらく危険な奴以外は魔力ワイヤーを封印しようと思うんだ」


唐突な話に黙って聞いてくれてる。

最近魔力ワイヤーでしか敵を倒してないことに気づき、苦難を乗り越える旅をするのに、今まで通りの戦い方では敵わない時の手段を手に入れたいと。


まずは一般的な武器からだな。剣は冒険するときは腰につけている、最後に使ったのは木を伐採したときか。

おっと、早速オーガが4匹現れたな。

まずは相手のパンチを躱し、前傾姿勢になったオーガの首を両断する。


残り3匹と思ったところ、ミラも同じ方法で倒してた。

今度は後ろに回り込んでから首を切る、とやっぱり同じ方法でミラも倒してる。




それからムロオニに向けて歩きながら色んな武器で戦ってみるとミラは俺がした戦法と同じことをしている。

オーガに始まりミノタウロス、サイクロプス、ハイミノタウロス、ハイミノタウロス、オーガ、ジェネラルミノタウロス、ハーピィ、ミノタウロス。ハイミノタウロス。


およそミノタウロス!というか、ウバリは勿論ポロッサよりも魔物が強い。

そして悲しい事実に気づいたことがある。なんか物理攻撃がミラと比べて少し強いくらいだ。

身体強化の魔法を抜くと素はそんなに変わらないかも……


「当然ですので」


ヴィティがヤレヤレといった感じ説明してくれた。

考えてみたら当たり前で、ミラは棒で殴り倒すのがメイン。俺は魔力ワイヤーで倒すのがメイン。

2人の戦い方だとステータス補正で力の伸びに差があるのだ。年上で男の俺とミラが魔力強化なしで同じくらいって夫としてどうなんだ。

ミラは勿論エイトとメイが大人びた考えをたまにするのもステータス補正によるものだとか。ジンもしっかり考えて行動したら上がるですのでと言われる始末。


とりあえず小型の魔物とゴーレムのようなタイプとは戦ってないが、近距離は徒手格闘で遠距離は魔法1択だ。

俺には弓や投擲の才能がないことがわかった。

ムロオニに近づくに連れて魔物も減り順調に進んでいってる。

食料も十分にあるし、前にホーにプレゼントした付与魔法を自分の服にかけとこ。これで身体能力もあがるはず。


「そういえば冒険者ランク上げないの?ジンの世界だと1級までなるのが普通なんでしょ?」


上げてもいいんだけど、わざわざ上げないといけない理由もないのだ。

1ヶ月仕事しないと剥奪とかないし、こっちの冒険者ランクは色んなことが出来ないと上がらない。古龍や神狼をどれだけ倒しても上がるのは討伐ポイントのみだ。

今の俺のランクは9級でミラも9級。

これは理由があり、登録したら10級スタート、魔物討伐、採取依頼、護衛任務、その他。


それぞれ規定回数こなさなきゃ上のランクに上がらない。ミラは採取で、俺は討伐でランクが上がってる。

ミラは年齢の規定により魔物討伐が受けれないので8級しか上げれない。

だからこの制限がなくなるまでは俺も上げない予定だ。魔物は全部換金せず食肉用とミラが将来まとめて討伐達成するために残してある。

つまり上げるならミラと一緒だ。


「そういえば魔物の種類やランクってどうやって決めてるの?強いオークとハイオークとか違いがあるのかな?」


「迷い人ですので、アケドラタツクロは国を、その迷い人ウアジェトはギルドの設立で活躍したですので

寄り合い的なのをギルドと名付けるのを義務付けし、魔物の名前、生態や強さランク、魔力データで魔石から読み込んで判別する方法とデータベースを創り上げたですので。

あと、アケドラタツクロから家族の寿命の話を聞いたのを持ち帰ったところ、迷い人はいるだけで他者に影響を与えるですので」


なるほど、それは知らなかった。ウアジェトの目は確か全てを見通す知恵だったかな?

まあ、人間誰かしらに影響与えてるしな。

しかし、常識以外のことを教えてくれるヴィティには本当に助かるな。ヴィティペディアに感謝感謝。


この2つのお気楽な考えで1つは近い未来、1つはミラもメイも巻き込んだ大変なゴタゴタに発展するのであった。

閲覧有難うございます。

ブックマークしてくれた方本当に感謝です。

ポイント付けてくれた方も感謝しています。

書く励みになっています。

拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。

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