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常識チートは非常識  作者: ¥$終
神からのお願い〜探究と解明と解決を〜
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冒険前に

あれから常識の能力を試してみたら基本的な知識も答えてくれるみたいだ。限定すればするほど欲しい答えに近づく。

同じ内容を聞いても違う答えになったりと選ばれる基準も今のところ分からない。

ただ、計算や料理のレシピは問いかけなくても自分の知識のように出てくるが、自分の知らない公式や料理の基礎知識は問いかけないと出ない。この差も未だに不明だ。


1度ふざけ半分で、女性の魅力的な部位って問いかけをしたら、物凄い数の欲望混じりの声が溢れて気を失いそうになった。太ももという絶対なる芯がなければどうなってたか。

問いかける物によっては一度に複数出てくるってことが分かったのは大きい。


もう一度魔力実験をしようと思う。魔力の回復は何かを体内に入れて吸収するか、空気中に溢れるマナを取り入れる自然回復の二種類がメインだ。自然回復は動いてるより休憩、休憩よりも睡眠が早い。


大体睡眠五時間で0から100まで回復する。楽にしてる方が早いのはマナと魔力の密度が違い過ぎるので、体がゆっくり吸収するのに集中しないと回復しにくくなる。


だけど俺の場合はどうだろうか?マナにはまだ遠く及ばないけど、他の人より密度が高いので回復が早いのだ。


時計がなく(この世界にはあるけど、この部屋にもないし持っていない)正しい時間はわからないけど、魔力鍛練から一時間ちょっとでほぼ全回復してる。


『星の動きをみてある程度の時間がわかるのは天体観測の常識』


便利だけど意識しないときに出るのはビックリするな。

同じくトイレに魔法を使ってみる。勢いはなく、さっきと同じ量の魔力を込めて水が手から出るイメージ。


今度はペットボトルを回しながら出る位の勢いで出てくる。さっきの48倍出るんだとしたら、多目に見て相乗効果含めて3lほどだろうか?


それから便器を何度か流しながら魔法を発動してたけど、最初に使った魔力量程度なら使いきる前に回復するので半永久的に使えそうだった。鍛練で魔力量も上がってるから1%以下しか使ってないのだろう。


さて、色々試したことだし、最後にもう一度魔力鍛練してから寝ようかな。魔力を右手に集めてみる。

集めてみるけどいくら頑張っても、さっきみたいに小さくならない。


と、嫌な予感かしたので集めるのをやめる。と、その瞬間身体の中を凄い衝撃が走った。

圧縮された魔力が霧散したのが原因だろうか。無理にやると危険だな。

これからは出来る限りでやってみよう。


かなりビビりながら魔力を集めたらかなり大きいな。

バランスボール位ありそうだ、直径40cm位だから魔力密度が2倍ちょっとか。今の魔力密度から2倍なら十分すぎる。そして計算が早くなってるのが恐ろしい反面頼もしい。

さて、寝ようかな。




朝だ。実は魔物と戦うのが楽しみと恐怖が混じってて日の出前に起きたのだけど、遠足の小学生みたいで少し恥ずかしい。


冒険者活動をする上でやってみたいことがあった。中学で始まり、社会人になっても寝る前の空想を辞めなかったファンタジーが、目の前にあるんだから、やりたいことをやろう!

見た目は若くなってるし少し位子供っぽくても大丈夫!

こっちも成人は18だから3年もあるし。

いや、こっちはなぜか数えだからあと2年か。


外に出て深呼吸。こっちの町や都市は壁に囲まれて魔物の侵攻を防ぐ目的があり、東西南北に門があり、西と東の外にインフラ整備された道路があるので、錬金術によって作られたバス擬きによって他の所に行く定期便がある。

ちなみに錬金術は魔法と魔法以外の技術を組み合わせることの総称だ。


向かうのは南門だ、理由は2つ。町から多少離れても魔物が弱く初心者向けなのと、近くに孤児院があるからだ。仕事の帰りに食器を返したいので通り道の方が都合がいい。


孤児院近くまで来たけど、二人ほど走ってくる。1人は一番最初に声を掛けてきたミラだ。隣には狐耳の少年。

この子は昨日いなかったな。獣人は昨日の孤児院で見かけなかったので間違いない。


「おはよう、昨日はありがとね。2人とも早起きだね?」


「おはようございます!実は私達、強い冒険者になりたくて毎朝訓練してるんです!」


「はじめまして。僕の名前はホーエンハイムです。昨日は仕事をしてまして、帰ったらニーナ姉さんと、このミラからジンさんの話を聞きました。」


ホーエンハイム君は凄いしっかりしてる。お辞儀と一緒に耳がペコリとなるのもポイント高い。


「それで私達ジンさんにお願いがあるんです!」


「ジンさんは冒険者ギルドに登録して旅人になるんですよね?」


なんとなくわかった。冒険者ギルドの規定で10歳未満は登録出来ない。13歳以下は魔物討伐関係の依頼は受けれないというのがある。

但し、15歳以上の冒険者がいる場合は13歳以下の方は免除される。

きっとホーエンハイム君とミラちゃんは13歳以下なのだろう。

ミラが13歳以下は正直見えない。


「うん。ギルドの方は登録して来たよ。孤児院にはお世話になったから、出来ることなら力になるよ。でも魔物の討伐だったら、2人の命を預かることは俺の意見だけでは決めれない」


二人の顔が暗くなる。


「でも、出来ることなら力になるって言ったからね。まずは理由を聞かせてよ」


閲覧有難うございます。

ブックマークしてくれた方本当に感謝です。

ポイント付けてくれた方も感謝しています。

書く励みになっています。

拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。


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