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常識チートは非常識  作者: ¥$終
神からのお願い〜探究と解明と解決を〜
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宿屋にて

「ふう」


さて、かなり話し込んだけど、流石は神様からの知識チート。今のところ知ってることの齟齬があまりない。

ニーナさんとチートのことはお互い話さなかった。これは、この世界で生きるための大事な手段の可能性が高い。話してるときに幻聴が聞こえたのはチート絡みと当たりをつけてる。

というかチートがなきゃ俺なんてすぐに死ぬ自信がある。


まずは基本から。

1年360日の1ヶ月30日で閏年等はなし

1日24時間で1時間は60分だし1分は60秒と地球と同じ。

お金はほとんどキャッシュレスで国が管理。


拠点のない商人や旅人、ギルドがない街未満の集まりの所は硬貨を使っている。単位がイェーンなのは同郷の仕業だろう。各ギルドには銀行的な機能もあるので硬貨も用意してもらえる。


そのギルドにマイナンバーとクレジットカードを合わせた物を作るときに申請すれば15万イェーンを独立支度金として借りられ、そのお金で安宿に泊まっている。


登録の時に柄の悪い冒険者に絡まれることもなく、お節介なベテランの世話にもならず、実力を測る試験もなかったので、当然実力はA級の、B級試験官を圧倒なんてなかった。そもそも、ランクは1級~10級でSSSクラスとかはないのだ。

書類を出して個人認証して、カードが出来上がるまで待ってただけだった。受付が大きな声で「迷い人なんですね!」とかもなく、少し待たされて終わった。

カードの名前がisekaとローマ字で書かれていたのは悪ふざけが過ぎると思う。


ちなみに宿は食事なしで1日3000イェーン。寝具は布二枚に枕だけ、部屋の中は四畳半程にトイレ部屋に窓だけって日本の刑務所以下なのは確かだな。

ただ、この世界の人は大なり小なりアイテムボックスを持っているのでこんな宿でも需要があるのだ。ちなみにアイテムボックスは魔力で袋やポケットを拡張と軽くしている。重さは0は簡単に出来るが、広さは魔力次第なので腰に袋を何個も着けている冒険者もいた。


転生組のアイテムボックスは少し違う。神様達が失敗した世界の空間を貰っている。その空間は時間の流れが地球と同じなのでこちらで、1000日経っても0.01秒しか経っていない。

しかも広さは太陽系レベルで生き物も入れる。超チート能力!


ちなみにお金は借りた日から1年以内に20万イェーンにして返さなければ奴隷落ちとなる。この国の奴隷は派遣会社みたいな形なので主人に絶対服従とかはない。むしろ会社(奴隷ギルド)に絶対服従なのだ。


ここまでは誰に話しても問題ない。ただ、

マーヤさんとニーナさんと話していくつかこの世界の常識と、カサネ様の知識のズレが出てくる。勿論ズレていると知っていたけど。

そのズレは、レベルやステータスなんて概念はないが、魔物を倒すと能力が上がる。当然スキルレベルなんてのもない。

魔力を増やすには魔物を倒す他に体内の魔力を高速で循環させる。魔力はこの世の全てに含まれてる。

うん。カサネ様からの知識と合ってる。少しだけ間違った知識が浸透してるのも合ってる。


魔物を倒すと能力が上がるのはレベルの概念はないけど魔物の持ってる魔力を吸収してステータス補正があるからだ。

力、体力、素早さ、器用、賢さ

この五つに自分の魔力と魔物のを倒した時に出る魔力が掛け合わさり上昇する。


上昇の仕方は倒しかたや普段の生活によって当然変わる。何も考えず全力で武器や魔法を使って倒したら力と少しの体力だけ。

そして力が上がっても腕の筋肉しか使ってないなら足には補正は無い。料理をして器用さが上がっても裁縫は上手くならないのだ。上手くなりやすくはなるんだけどね。


つまり自分の身体能力が低ければ補正の効果も低いし、魔物を倒さないと鍛えても効率が上がらない。

これは経験則でなんとなく知ってる人もいるけど、わざわざ商売敵には教えないから広まらないのだろう。


問題は魔力だ。この世界の人は量にしか注目してないが大事なのは密度だ。ゲーム風に言うなら魔力とMP。


このMPの部分を増やすこと[だけ]が魔力という認識になっている。大量のMPを注いでやれば強力な魔法は使える。

本当は魔力の強さとと魔力量は少し別なのだ。

でもこの世界は魔力の強さは生まれつき固定で、魔物を倒しまくるか、高速循環してると希に魔法の威力が上がる程度の認識だから、魔物を狩るのが一番効率的だと思われてる。

とりあえず夕飯までその魔力を上げる方法を試してみよう。その強さ次第で他の人に教えるか考えなきゃな。


閲覧有難うございます。

ブックマークしてくれた方本当に感謝です。

ポイント付けてくれた方も感謝しています。

書く励みになっています。

拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。


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