アケドラタツクロ
目を開けると心配そうなミラがいた。宿屋ではないし。
「大丈夫?痛いところは?」
「大丈夫。なんともないよ。ここは?どのくらい経ったの、」
「本当に?無理しないでね!ここはあの特殊部隊の人の家で、ダンジョンの入り口で倒れてから半日くらい」
「なんかミラに迷惑ばっかりかけるな」
「迷惑じゃないよ。私が困ったらジンは迷惑?」
「迷惑じゃない。力の限り助ける。」
ドアがノックされた。
「失礼するよ」
特殊部隊の人と子供のメイドが来た。タイミングが良すぎる。きっとドアの前に人を立たせてたんだろう。
「ありがとうございます。こんな立派な部屋で休ませて貰って」
「勝手に囮捜査した償いさ。このくらいしないとアケドラタツクロの子孫として恥じる」
子供か当然作ってるよな、常識チートで調べた通りだ。でも、
「では身体が回復したので失礼させて頂きます。お仕事頑張ってください」《四神の捩りとは凝ってますね》
ミラはまだわからない言葉だろう。日本語なのはわかってるみたいだ。
「いつから気づいてたんだい?」
「いえ。ただ、急にアケドラタツクロと言ったのが不自然だなと。(褐色ロリメイドも)もしかして気づいて欲しいとか?と、考えたらなんとなくです。
それにこういう、かま掛けとかやってみたかったんです」
いきなり少年のような笑顔になって、
「よかったよかった。すっごい長生きして迷い人に偶然出会すのは初めてだから嬉しくて!よかったらこれ」
isekaっぽい何かを渡された。
「これが本当の囮の償い。どう見ても転生者の君が裏組織の人間らしき人に絡まれてるんだ、チャンスと思ってね。それは俺への連絡があれば、ギルドに見せたら伝わるんだ。俺ってばこの国で結構権力あるからさ」
一息ついて
「困ったときは。力の限り助けるよ!迷惑じゃない」
最悪だこの人!!
宿屋に着いたら部屋がグレードアップしてた上に1ヶ月の料金を払われてた。たった半日でいつの間に。アケドラタツクロがやり手なのは間違いないみたいだ。
今は魔力鍛錬も終わりベットの上だ。携帯電話は無理でもトランシーバーなら作れるかな?今回の反省を踏まえて連絡手段とかが欲しいと思った。けど、
ミラが服の裾を掴んだまま寝てる。迷惑、違うか。心配かけたから疲れたんだろうな。灯りを消して就寝する。
次の日。
ギルドに行って換金を済ませ、ダンジョンへ再び突入し5階までは駆け足で進んだ。
ここからしっかりやり直そう!
なんとなく書いてみて初めて小説情報を見たらブックマークとポイントが付いてることに気付きました。
このような駄文に興味を持って頂き有難う御座います。
いまいちこのサイトの機能を把握してませんが宜しければ今後も閲覧してやってください。




