次の種族
「「「お世話になるよー」」」
なんか10人位付いてきた。べ、別に驚いてなんかないんだから!
ミラとメイは宜しくねと受け入れてる。
「旦那様。この方たちは?」
パーネとルルナだ。
「成り行きで連れてきた。畑の従業員として雇ってくれ。別にメイド志望じゃないからそういう教育はいらない。美味しい果物食べたくて海を渡ってきたんだ。だから自分達で作ることになった」
「毎日食べたいのー♪」
「魔力は鍛えなくてもそこそこ高い。契約魔法次第で教えても良いし、任せても?」
「お任せを」
さてと、とりあえずまた向こうに行って違う種族と会ってみるかな。今度はまともだと良いんだけど。そうだ、あの大陸には名前がないな。とりあえずサーシャ大陸でいっか。
「ミラ様、メイ。良く見とくですので。あれがフラグを立てるというやつですので」
嫌なこと言うな。
「男連れの女が来たぞおー!」
「しかも男1人に対して女が2人だー!」
「ハーレム野郎にビッ○じゃないかー!」
「我々の」
「「「敵だ!」」」
ほら、ヴィティが余計なことを言うから。せめてこれがユニコーンならテンプレ来たって喜んでるところだけどケンタウロスじゃあな。
惜しい。というか馬はあってるんだけど。と言うかハーレムってこっちの言葉でもあるの?一夫一妻がこの世界の基本なんじゃ。
「いえ、ヴィティじゃなくジンのせいですので。きっとサーシャが持ち込んだに違いないですので」
どうしよう。妖精王と違う意味で相手にしたくない。
(妖精王ってクリュストファース・クンヌスのことですので?)
(あえて聞かなかったんだから教えないでくれよ。欲張った名前だな)
あっ、ちょっと待て。今ミラとメイを確実に侮辱したな。それは許せいないぞ。いきなり手は出さんが言われっぱなしだと思うなよ。
「特にこっちの小さい方なんて男の服で匂い嗅いで喜ぶタイプだぞ」
「メイはもうジンさん人形で我慢してるもん!」
いや、ちょっと待って。メイからも聞き捨てならない言葉がでてきた。もうってことは過去はどうなんだ。それと、
「メイ。その人形を見せてみて」
うわ。俺の人形が出てきた。しかも美化されてる。芸術の神様もそうだけど悲しくなるから美化は止めて。そのうち人形の方が良いとか言わないよな?大丈夫だよね?
「無限の可能性ジンフィニティ100%で作ったジンさん人形だよ。体温も匂いも再現出来てるでしょ♪」
メイが近づくとハグしてる。なんか人形に嫉妬してる自分がいる。
あっ、なんかミラがコソコソ話してる。握手してるけどなんだ。というか、そんなのに無限の可能性を感じないで欲しい。
「ほら見ろ!変態ではないか!」
いや、違うし、その、愛情の一種だし。
どうやらコイツらとは分かり合えないみたいなので違う種族と接触するか。結局誰も得しない出会いだったな。
(ミラ様は明らかに得してるですので。独り占めしたいけど、ローテーション組むと1人の夜がある。難しい問題ですので)
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




