提案
知る人ぞ知るマサさんことアケドラタツクロの登場にそそくさといなくなるランスロット。
彼が寝てる間にミラとメイは皆の所へ行っている。
「丁度良かった。モユルとドリーについて話があるんだ」
ドリーがカタカタと震えだした。大丈夫だ。コイツはそんな酷いことしないから。
「奇遇じゃん。その子らについてお願いがこっちも有ったんだよ。お先どうぞ」
「いや、な。ギルがうちに来るのは未だに反対だよ。でも年の近いコイツらがそっちに顔出すのは有りかなって」
「あっはっは。やっぱりジンは好きだよ。嫁の次にだけど」
どうやら俺の一言が効いたのか鬼気迫る勢いで勉強やら修行をしてるのか。それで息抜きや良い刺激を同世代の子にお願いしたいと。別に謝らんぞ。
どんな心境の変化って言われてもダンジョンで嫁達と話した時に、人助けのギルガメッシュとうちの男の子2人の目的って似てますよねーってミラがな。
「別に人助けならここでも良いわけじゃん?それなのにギルの名前を出すってことはさ」
もういいだろ。そういうのはあえて言わないのが男の友情ってもんだろ。
「え?今なんて?俺とジンがなんだって?」
酔っ払いかコイツ。
「ホーエンハイムさん。挨拶終わりました。カイト君とリッカちゃん可愛かったです!」
「またしらないひと」
「君達が新しい家族かな?俺はジン。ホーの兄だよ」
「その。お、と、も、だ、ちのアケドラタツクロだ。こっちが本名だから改めて宜しく&ヌイアへようこそ!」
友達を強調すんな恥ずかしい。
「アムです。宜しくお願いします!こっちは妹のイミ」
「はじめまして!わたしイミ」
「宜しく、カッコいいお兄ちゃんとかわいいでででで。なんで!?」
「あら、ジンは赤ちゃん以外の女性に可愛いなんて言っちゃだめじゃない」
「ジンさん浮気?メイ悲しいー!」
そうだ。久しぶりに離れるから結婚の契約魔法をオンにしてそのままだった。
それにしても今のは半分アムに言ってたし、挨拶代わりで。
「私達の愛するジンは挨拶で女性に可愛いなんて言うんだって?私達そもそも可愛いって言われたことある?」
「うわ!ないかも。挨拶もされてないしメイはジンさんから見て可愛くないのかな?ヴィティちゃんが教えてくれたロリコン疑惑がぁ!」
(でーすので)
逃げたなコイツ。一応魔力線繋いで謝るか。
(2人とも可愛すぎて愛してるから逆に恥ずかしくて言えなかった。ごめんなさい。可愛いし、綺麗だよ。この世の何よりも)
「保留です」
「です!」
見慣れない光景に驚くアムとイミ。説明して笑ってるアケドラタツクロ。覚えてろ。
栄光合衆国にはこの制度ないもんな。そもそも固定を防ぐ手段あるんだったか。
本当にそんな手段があるならうちのメイド達にも使ってあげたい。ヴィティのにはそれらしいこと引っかかんなかったんだけど。
あー、そうだ。帰ったらアンナさんに不老長寿の薬渡そ。彼女いないとストレイト家が成り立たないや。
メイド達も良いんだけど、不幸な事件でうちに縛り続けるのはな。うん。困ったときのアンナさんだ!
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




