発見
さて、と。気力も充実したし再開するか!丁度3体か。
「あっ!これっぽいー」
「こっちの魔物も不思議な鉄が出ました」
うん。なんとなくわかってたよ。出るとしたら俺じゃないだろうなって。
子供の頃商店街のクジで2等出たと思ったら、女の子用のグッズが当たって姉に取られたこともあるくらい俺にはこういうことの縁がない。
ノートパソコン位の鉄板が2枚出てきたな。なんか虹色オーラで輝いてる。いや、ちょっと待てよ。こんな量じゃ何にも作れなくない?
「浅はかですので。今の魔力だったらメイの6割程度のヒヒイロカネやオリハルコンを注いだ魔製物質を吸収して増えていくですので」
あぁ、そのシステム前に作ったっけ。ムロオニのインフラ完成したかな?今度見に行くか。
「名前はあの時話した名前で良いですので?」
「俺は良いけど、二人は?」
「「もちろん」です」
「それでは宣言をお願いですので」
二人に視線を向けられる。3人で決めたんだけど俺だけが言って良いものか。うん、ニコニコして待ってるな。
「金属種フィニティ。俺の生まれ故郷と友好のある国の言葉で無限という単語の一部から取った名前。この作り方で出来る金属をフィニティとして、個別の名前は作り出した人がそれぞれ目的や夢にちなんで付けて欲しい」
「それじゃあこの名前は私が付けてもいいかしら?」
「メイも考えてるよ!」
いいよ。何しろ二人のお手柄だ。
「「せーの、」」
せーの??え、いつの間に二人で考えてたの?
「「ジンフィニティ!」」
「無限とジンを組み合わせた名前にしちゃいました」
え、止めて。恥ずかしいよそれ。そうだ!ヴィティ。お前なら止めてくれるよな?
「では、これで世界に登録出来たですので。金属種フィニティと個別名ジンフィニティ」
「ねえ、いつから考えてたの?」
「えっとね!フィニティって決まった後にヴィティちゃんが。どうせジンには出ないから二人が名前を考えておくですので。って頭の中で会話してたんだよ!」
「ええ、まさか私達4人が同時じゃなくても頭で会話出来るのはびっくりしちゃいました」
俺もそれ知らなかった……。ちょっと寂しい。とりあえずアンナさんに連絡して帰るかなと。そうだ。
「なあヴィティ。例えばだけど、その、、フィニティを増やしてエイトやアケドラタツクロに渡したら加工出来る?」
「え?何フィニティですので?聞こえなかったですので」
コイツ……。
「冗談はさておき、持ち主がちゃんと譲渡したなら出来るですので。勿論仕上がりは本人の技術で、幻の金属でも使えない代物になり得るですので」
うーん。貰ってダイラタンシーみたいなの作ろっかなって思ったけどやめとこ。俺がやったらただの鉄色の水になりそうだ。あー、アンナさんから帰るって言ったのに中々帰って来ないからメイド達のテンションヤバいから帰ってきてくださいって来てる。
連絡してから時間経ちすぎたな。いや、ちょっと小話した程度だぞ。
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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。




