獣人州と2度目の結婚式
「州知事の名前はクバギスですので」
うわ!マジか。失敗確定。
「どうしたのヴィティちゃん?」
「ジンさんもすごい顔してるよ!」
こっちに来てからク○○スに禄な奴がいない話をヴィティが説明すると納得してくれた。
「つまり、その名前にいい思い出がないですので。」
ヴィティが何やら神妙な顔で溜めてる。
「まさしくジンクスですので!!」
「「「………………」」」
「ってジンが心の中で言ってたですので」
うわ。コイツ最悪だ!
「えっと、ジンさんの故郷の話だと獣人だけの場所ってどんな感じなの?」
ナイスだメイ。
「そうだなあ、徒手格闘が得意で真っ直ぐな性格、そして行ったら都合よく格闘大会がやってて、それで優勝して人間なのによくやるな!って尊敬されるのが多いかな」
「もしそうだったらジンが優勝して、交渉がスムーズにいくといいわね!」
「ふん!くだらん!今まで問題なくやってきたのだ。今更新しいことをしなくても問題ない!」
(獣人ってこんなに頑固なの?ホー兄と全然違うよジンさん)
(獣人っていうかこいつ等が頑固なんじゃないかな?)
(国王に渡された、先に交渉してほしいリスト13州はこういうことだったのね)
「わかりました。それでは失礼します」
「駄目だな。ちょっと皆!相談があるんだけど」
「メイはそれいいと思う!」
「そうなるとアケドラタツクロ様や国王様に話を通しておかないといけないわ」
「ちょっとジンが強気ですので」
「俺の故郷の話だけど、対話が成立しない国と誠実にやる必要なんてない。ただそれだけ」
「半分は交渉終わったしそろそろメイも11歳だろ?」
「メイ、やっと結婚出来るの!」
「ニーナ姉さんに頼んでまた結婚式やってもらいましょ!今度は仏前式っていうのをやりたがるかしらね?」
「メイはミー姉と同じのがいい!」
孤児院にて
「神前式の準備は出来てます」
いや、万端過ぎるし何も言ってないよ?
ミラとメイはニーナさんにお礼を言ってるけど疑問に思おうよ。
「ふふふ、私がどれだけシミュレートしたかジンは分かってないですね」
「ジンの考えは単純ですので」
「そうそう。お願いがあるんだけどさ」
急に現れるアケドラタツクロ。そのお願いとやらは?
「今やってる仕事が終わったら正式な貴族になって家名を考えてほしい。そして、ジンとミラちゃんとメイちゃん。その3人での結婚式をやってヌイアに結婚式の風習を広めてほしいんだ」
いや、アケドラタツクロに出来なかったら俺には無理だろ。
「いやいや、自分で言うのも恥ずかしいけどさ、俺の時は広まりそうだったんだけど、俺の真似をするなんて不敬だ!って空気が広がってね。貴族が内々でしかやらないから廃れていったんだ。重婚は真似したのに訳がわからないよ」
「つまり私達でその空気を壊してほしいと」
「ジンさんが他の貴族に睨まれないの?」
「そりゃあゼロとは言わないさ。でも今のジンに文句言えるのがこの国に何人いるよ?敵だって出てきてもジンの功績が大きくなれば、表立ってどころか、陰口も家のトイレでしか言えなくなるさ」
「だから最近難題な仕事を俺達に寄越したのか。大陸を超えた国の交流ってでかい仕事を」
「そうそう、だから頑張ってよ。
本当は屋敷でも結婚式してほしいのに、ジン達の気持ちを考慮して孤児院で待機してるメイド軍団達のことも考えてあげてね?」
確かにそっか。まずは結婚式自体は孤児院でやるとして、その後に屋敷でパーティーをしよう。
ミラを崇拝してるメイド長ナサキは、心に折り合いがつき一緒に祝福してくれて良かった。
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