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常識チートは非常識  作者: ¥$終
外交官
113/165

お祭り

「おかえりなさい」


マイワールドから出て2人に出迎えられる。

孤児院の皆がそう思ったってことはメイもミラも期待してるんだろう。

聞いておくか。


2人の手を取り頭の中で話しかける。


(ねえ2人共。重婚の件だけど、ミラが俺の血を直接飲んでくれたら、どちらかに気持ちが固まるかもしれないって言ったらどうする?)

(メイはジンさんにこれ以上無理はしてほしくない)

(私は構わないけど。でもいきなりどうしたの?)


(俺の血から魔力を流すからミラはそれを飲んで受け入れて欲しい。そうしたら魔力の固定が完全に済むはずなんだ。それでミラの気持ちが変わらず、そして俺がメイに家族以上の気持ちがあったら重婚しようと思う)


(もし、私が魔力を固定出来なかったら?)

(俺からミラへの気持ちは変わらない。もし、俺も固定出来なくてもそこは絶対)


ミラはまだ母親の体質を気にしてるのか。

(メイはどっちがいい?)


(もしかしたらミー姉が反対したらと思ったら怖い。けどジンさんが答えを出そうとしてるならやってほしいです)


「それじゃあ1回家に帰ろうか。屋敷じゃなく最初に買った別荘の方に」




人差し指を腰の刀で少し切り、切り過ぎた。ちょっと痛い。

その指をミラに咥えてもらい、魔力がミラに混ざるイメージで血液に合わせて流してと。


(あれ?ジンさんの血液を飲んでってことはメイはもう、もしかして?)




「えっと、どう?」


「なんかジンの言ってたことがわかったかも。確かになんか今までと違う感じがする。なんでかな?これで固定されてるのにメイのことは同じ妻としてもう認識してるの」


「えっと、ミラごめん。メイとの重婚何故か今なら受け入れることが出来る。なんでなんだ?ミラと固定したんじゃなかったのか?」


「私は大丈夫だよ。望んでたんだもん。でもどうしてかな?ヴィティちゃんわかる?」


この時メイは2人の言葉を聞いて現実なのか都合のいい夢を見てるのかわからなくなっていた。


「相変わらず皆はヴィティの存在忘れがちですので」


いや、俺の中でお前ほど存在感あるのいないわ。No.1だよ。


「そもそも2人はジンの魔力入り血液を飲むのはこれが初めてですので?」


「あたりま」


「初めてじゃない!」

「メイはさっき気になったの」


えっ?あるの?記憶に無いんだけど?


「そうですので。」


俺を無視して進んでいく。


「元々ジンとミラ様はキスまではしてるのである程度魔力は混じってるですので。その混じってるジンの血を、しかもショウのエネルギーによって体内から魔力が動かないようにされたジンの濃密な魔力入り血液を2人は浴びて少し飲んでるですので」


「でも、あのときアケドラタツクロやニーナさんいたのになんともないのは?」


どうにか会話に入る。


「普通は変わらない、だからこそですので!ジンとミラ様の混じった魔力を受け入れて惹かれてるメイが相性悪いはずがないですので!

むしろ自分とミラ様の魔力が混じったメイと重婚に引いてたジンのヘタレ具合が謎ですので!」


「私がメイを少しずつ受け入れたのって」


「勿論アケドラタツクロの影響もあるですので、でも1番は魔力固定にトラウマがあってジンに引け目があったのが、ジンとイチャついて解消されたのが大きいですので」


「だからもう少し皆はヴィティに色々聞いて構ってれば早く解決したですので!」


うーん。それはそれでどうだろうか?




そのあとメイにも血液を飲んでもらい、今までのことを謝り婚約として、お揃いの指輪とグローブをプレゼントした。


あれ?ミラの言った通り時間の問題だった?

閲覧有難うございます。

ブックマークしてくれた方本当に感謝です。

ポイント付けてくれた方も感謝しています。

書く励みになっています。

拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。

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