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常識チートは非常識  作者: ¥$終
外交官
112/165

拉致監禁

お祭りは楽しかった。まだまだ遊ぶ予定だったのだが、真っ暗な部屋に閉じ込められた。トイレの帰りだ。

気が緩んでたとはいえ、そう簡単に誘拐されるとは。


いや、ていうか。


「ニーナさーん!ちょっと悪ふざけが過ぎませんかー?」


「ごめんなさいね、ジンさん。どうしても私達お礼を言いたくて」


明かりがついたらマーヤさんとホーとニーナさんがいた。お礼?むしろこっちが言いたいくらいだけど?


「ジンさんの故郷では重婚はないのに、メイのことも家族に迎え入れてくれるんでしょ?」


は?いやいや、まだ気持ちの整理ついてないし。ミラ一筋だし。


あくまでもまだなのである。


「僕、兄ちゃんの結婚式のあと泣いてるメイを見て気付いたんだけど何も出来なくて」


まじか。エイトも知ってたんだ


「ジンにそのことでお礼を言いたくてマイワールドに連れて来ちゃいました」


なんか本当のこと言いにくいな。でも、今の状況ははっきりと伝えないといけない。

(ヘタレなのか潔いいのか微妙ですので)




「えっ?でもジンさん?公の場で貴族があんな風に家族と紹介された女性と結婚しないのは大事件よ?」


畜生。アケドラタツクロ!まだ懲りてなかったか!


「あの?ジンさん? 怒った顔をしてるけどちょっと想像してみてね?」


うん?マーヤさんが言うなら。


「そうね?ジンさんくらいの年齢の男性を思い浮かべてみて。出来れば人の良さそうな人」


うーん。アケドラタツクロは駄目だな。えーっと、タミキ周りので盗賊狩りしてたフィリップでいいか。俺って相変わらず知り合い少ないな。


「はい。しました」


「その男性とメイがキスをして、お兄ちゃんメイこの人と結婚することにしました!ってジンさんに言ったらどうするの?」


急に口をへの字にして渋い顔をしゔぁんうゔぁーと変な声を出し始めたが、気付いてないジンを見てニヤリと笑うマーヤ。


「別にぃ、メイがぁ、幸せならそれでぇ」


「あのね、ジンさん。ミラとメイ同じように愛するのと、平等に愛するのは似てても違うのよ?

ミラにはミラの魅力と欲しい愛情がある。もちろんメイも同じだわ。

そしてジンさんもよ?メイの魅力に惹かれたから不誠実じゃないの。

前と同じことをお願いするわ、結婚しろとは言わない、けどメイへの気持ちは家族へのものか、違う気持ちが少しでも入ってないかだけでも向き合って」


「ジンのさっきの顔と声は酷かったですので」


まぁ、想像が面白くなかったのは認めよう。

年の離れた仲のいい姉が結婚したときとも違う感情だった。それも認める。



「こうやってジンさんと恋愛の話をするのは何回目かしらね?年寄りの言葉は役にたったかしら?」


「いえいえ。年寄りだなんて。参考になりました」

(ヴィティ、知りたい情報がある)

(ですので!)

閲覧有難うございます。

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ポイント付けてくれた方も感謝しています。

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拙い文なので誤字脱字多いと思いますが報告等あれは対処します。

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