(`・ω・)つ=!ニニニフξVSξ<ニニニ!=⊂(・ω・´) その二
「ふっふ~ん!」
ナタリーとの戦闘が終わったハルキがドヤ顔で俺に近寄ってくる。
ナタリーはセイリとルインが治療しているため、現在臨時医療室で休憩中だ。
「すごいな。」
俺は素直な感想を述べたが、なぜかハルキはその場でズッコケた。
「それだけじゃないでしょ!!」
他に何を言えと?
「参考になるところとかなかったの!!」
参考・・・参考・・・
「タンクのはずなのに、どうやって瞬動スキルを覚えたんだ?」
タンクは職業上重い装備を持つ人が多い。瞬動スキルは覚えれば重さなどは無視できて一瞬で移動できるが、それなりに俊敏性が高くないと覚えられない。
彼女のレベルとステータスから見て、ぱっと見瞬動スキルを持てるほど俊敏性は上がっていなかった。何か抜け道があるのだろうか?
「ふ、ふん!知りたかったら、私に勝って盗みなさい!!」
それもそうだ。抜け道なんて普通他人に言いふらさない。
敵視している相手ならなおさらだ。
「分かった。そろそろナタリーも回復しているだろうから、俺の番だ。」
もっとも、俺はさほど危険視はしていない。ナタリーみたいな接近戦特化の脳筋ステータスはタンクの得意分野だ。俺もその例には漏れない。
「おいあんた、盾はつけないのか?」
「必要ない。さっきも言ったが、俺の体の方がそんじょそこらの盾よりは硬いからな。さっさと始めようぜ。」
「っ、舐めやがて!」
しまった、ついうっかり挑発してしまった・・・挑発スキルが自動で発動したのだろうか?
「メテオブレイカー!!」
うぉい!!いきなり手加減なしか!!
ギリギリのところで攻撃を躱し、前腕部を掴む。ナタリーの攻撃の勢いで投げ飛ばそうとしたが、足元を狙ったフェイントで阻止された。
俺の腕を掴んだ拘束から抜け出した。ナタリーは瞬動スキルを用いたのか、一瞬で10mほど移動した。
「パワーナックル!」
中距離からの攻撃だが、ナックルスキルの飛び道具は軌道が真っすぐで、避けるのは容易い。しかし、俺はあえてその技を正面から右拳で砕いた。
「「「ふぁ!?」」」
ルインを除く全員が俺の行動に目を見張り、否応なしの隙が生まれた。
俺のこの行動は初見殺しなため、二度目は効かない。対処するなら、今しかない。
俺は瞬動スキルでナタリーの真正面へ移動し、思いっきり両手を合わせて大きな音を鳴らした。
再度対処をしようと反応しかけていたナタリーがビックリして対処が遅れる。俺はその隙を見逃さず、首と肩を掴んで思いっきり地面に叩きつけた。これってCQCだっけ?CQBだけ?ま、どちらでもいいか・・・
「グハっ・・・」
肺から空気が押し出されたのか、ナタリーが苦しそうだ。しかし、おれはこれでも追撃を止めなった。
「サソリ固め!」
俺はナタリーの腕を掴み、足を胸部に押し上げ、腕の関節を逆方向に曲げ始めた。いわゆる腕挫十字固だ。え?「サソリ固め」じゃないのかって?スキル考えたやつに聞いてくれ。俺は知らん。
「い、痛い痛い痛い!!!」
ナタリーが必死に抵抗するが、力の入りにくい体制からの攻撃が俺に届いたところで痛くも痒くもない。
20分後、どうにかして捕縛から逃れようと奮闘したナタリーだったが、使える手を使い尽くしたのか、最後は涙目になって降参を宣言した。
ちょっとやりすぎたかね・・・・?
メテオブレイカー
かつて鋼を超える強度を持った隕石を砕いた勇者の技を模倣した究極奥義。
一か所にエネルギーを溜め、内部から砕く。
サソリ固め
ありとあらゆる肉弾戦の捕縛技を用いて対象を捕縛する。
捕縛時間は対象とのステータスに依存し、一瞬からほぼ無限まで
別にサソリ固め限定である必要はない。
物語で噛ませ犬的扱いを受けているナタリーですが、決して弱くはありません。その拳一つで岩位のサイズのある巨岩竜を討伐する位には強いです。ただ単に対戦者の相性が悪かっただけですね・・・
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