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リーフレスト山脈

俺達は現在ウィントゥル帝国を抜け南にあるヒーフレスト山脈に来ていた。

この山は特段険しいわけではない。高さ的にいえば筑波山程度の高さだろう。

しかし、リーフレスト連邦国はハイエルフが二ホンの天皇みたいな立ち位置をしていて強い結界で魔物の侵入を防いでいる。しかし、魔物はハイエルフが力を使う際に発する魔素に引き付けられてしまうためここら辺は比較的強い魔物がうじゃうじゃいる。

ハイエルフの加護のあるエルフ又はハーフエルフはともかく普通の人ならよほどの大人数又は重装備でないと突破する気も起きないだろう。

「今日の夕飯は何にするの?」

「ああ、さっき仕留めた大蛇(アークスネーク)のかば焼きにでもするか?」

「あれ前食べた時小骨が多くて食べずらかったからイヤ~・・・」

『スイマセンキヨシさん、私もちょっと・・・』

つまり清達(ひじょうしきども)には夕飯の相談をしても問題ない場所みたいだ。

清達はエルフの里の結界に近づいている。

前述の通り魔物はハイエルフが発する魔素に引き寄せられるため結界に近づくほど魔物との出現率も上がる。

実際、今も清達は夕飯の相談をしながら魔物と戦闘をしているのだ。

「グォアアアア!!」

「ああ、問題ない俺も小骨の多さが不快だったからあの後すぐに小骨消化毒を作ったんだ。まだ使っていないが妙な副作用は出ないはずだ。」

会話をしながら桜花で魔物の首を斬り落としストレージへ収納する。清は勝手に毒を作ることが出来るがまだ使用していないものはどのような効果があるか分からないのだ。

新しい毒は何かに試さなければどのような効果を持つか分からないため、清は無闇矢鱈に作ることはしても他人を実験台にはせずかならず自分から被験者になる。今回も何匹か大蛇(アークスネーク)の死体を使い物にならなくして(勿体ないとのことで消毒して清がおいしく頂きました)何とか小骨だけを取り除く毒が出来たらしい。

「問題ない。だが、少し酸味が混ざるかもしれないがな。」

基本腹に入れば何でもいい清だが、やはりできれば美味しいものが食べたいようだ。

『あ、キヨシさん、2:00の方角から大喰猪(グラトニーボア)が接近中です』

「ルイン、あれは倒した後に遺体を地面に押し込んでくれ。肉のえぐ味が強すぎる。」

大喰猪(グラトニーボア)は肉が固く、えぐ味も強いため商品価値もない。これまでに大量の魔物を討伐したたためもっと美味しい肉は山ほどある。

「挑発!毒狙撃(ヴェノムライフル)

ライフルと言っても、清は別に銃マニアという訳ではない。外見は前々世で見た映画に使われた銃を見よう見まねで外見を再現しているだけだ。

しかし、その威力と精密性のモデルは映画で見た対物ライフルを使用した狙撃手(スナイパー)のカッコよさをモデルにしているため威力と精密性に関しては清の技の中でもトップクラスだ。

清へ一直線に突っ込んできた大喰猪(グラトニーボア)は真正面から額を狙撃されて大きくのけぞった所にルインが胸部を撃ち抜き絶命した。

清のストレージで毛皮と魔石に分類した後丸裸になった大喰猪(グラトニーボア)を取り出しルインがMetal(大地)で大地に押し込んで処理した。

『あ、キヨシさんまたきました。今度は11:00の方角から3体程』

「もういっそのこと適当に死体投げて囮に使うか?」

「それでいいんじゃない?よほど発達した魔物じゃない限り味なんて概念ないだろうし。」

「さっきの大喰猪(グラトニーボア)とりだして使えるか?」

「それよりもあいつらを倒して囮に使った方が早い。」

一応言っておくが、大喰猪(グラトニーボア)はその名の通り目に入った物なら何でも喰らう大猪だ。その突進力は直線的故に回避自体は楽だが、ほんの数センチ離れていても突風で吹き飛ばされて大けがを負う。真正面から受ければ肉体はミンチ肉になるだろう。清達がポコポコ倒しているが決して弱いわけではない。むしろ出会えば即逃げろといわれる魔物だ。

「Hundred Scope(百発百中)!」

もっとも、清達(こいつら)にとってはただの猪同然だが・・・

その後、リーフレスト連邦国の結界に入るまで周辺の魔物の殺戮は続いたらしい。

結果としてリーフレスト山脈内の魔物の約3割が減少したが、そのことに気づく親子ではなかった。

リーフレスト山脈については設定集のほうで詳しく解説します。もしよろしければそちらもご覧ください

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