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。゜(((lll´艸`)緊張・゜・

ルインに弄られながら朝食(ブランチ?)を終えた俺達はエルフの里へ向かうついでに解決できる依頼が無いか調べてた。

『キヨシさん、あの依頼なんかどうですか?あの青銅(ブロンズ)証と(アイアン)証の間にある護衛依頼です。』

刀状態の桜が意見を出してくる。よく刀の状態でそこまでわかるもんだ。

「そうだな。やってみるか」

依頼の内容は南の端の町へ向かう商隊の護衛。依頼ランクがあまり高くないのはそもそも南側に強すぎる魔物がいないからと、新人へ護衛依頼がどういうものかを教えるためかな?どちらにせよ都合がいい事に変わりはないのでこの依頼を受けることにする。

ちなみに、依頼の完了報告自体はどこの冒険者ギルドでも出来る。なんでもギルド証を読み取る魔道具で誰がどの依頼を受けているか、何処で依頼を受けたか、受けた依頼の期限はいつまでかなどがちゃんと記録されているらしい。

閑話休題(そんなことよりも)

「この依頼を受ける。」

俺はギルド証を出して商隊の護衛依頼を受け始めた。

受付係は最初訝しむような視線を俺に向けたが、ルインを見たあとに何も言わずに手続きを終わらせた。

娘に護衛依頼の大変さを教える父親にでも見えたかな?

護衛対象の商隊責任者に会うために俺達は冒険者ギルドを後にした。

冒険者ギルドを出る際に周りの冒険者たちの一部が高ランクのくせに云々と陰口を言っていたが、特に気にせず目的地へ向かう。


「あ、あの!」

商隊の護衛依頼を受けるために商隊責任者に顔合わせをしたあと、翌々日に町を出るまで自由に動いていた。

その時にある冒険者チームの一人に声を掛けられた。

商隊の護衛依頼となると、基本的に複数の冒険者たちに依頼を出す。

この場合、俺達が最後の冒険者で他の冒険者たちの中では一番ランクが高かった。

やはりこの町には(アイアン)証以上の冒険者は多くないみたいだ。

「き、キヨシさんは(シルバー)証の冒険者なんですよね!」

確かこの子は青銅(ブロンズ)証の少年だったはずだ。中性的で初見は少女かと思った。

「ああ。何か用か?」

「し、(シルバー)証って、どうなったんですか?」

????

緊張しているのか言い方が少しおかしい。

主語も目的語もなしにいきなり動詞だけ言われても何も言えない。

俺の困惑を感じたのか彼の仲間の冒険者が補足し始める。

「ちょっとケリー、落ち着きな文法がおかしくなっているわよ。」

「え?え?」

どうやらケリー君は無意識にやっていたらしい。他の仲間もやや呆れてた。

「おいケリー、自分より先輩に会ってテンパるのは分るが一端落ち着け。」

自己紹介で一生に護衛依頼を受ける冒険者たちはお互いに自己紹介をし終えている。

ケリー君は魔法使いで青銅(ブロンズ)証、

ケリー君を揶揄った青年はアラン、俺と同じタンクで青銅(ブロンズ)証だ。

ケリー君に突っ込みを入れた女性は彼女はアリシア、細剣使いでケリー君が入っているパーティのリーダーでメンバーの中では唯一の(アイアン)証だ。

もう一人 青銅(ブロンズ)証の少女がいるが、彼女は終始無言だった。ケリー君達がつっこまないところ、普段も寡黙な性格なのだろう。彼女の名はアイリーン、弓使いだった。

「あ、すいません。僕、金剛殻(アダマンタイト)証になることが夢で、あのその・・・」

どうどう落ち着け

金剛殻(アダマンタイト)証とは、また大きく出たな。」

金剛殻(アダマンタイト)証ははっきりいって人外レベルの存在に与えられる位だ。

基本的に異世界の勇者などに与えられ、そもそも普通の人に与えられることを想定されていない。ただし、勇者の英雄譚などでは金剛殻(アダマンタイト)証の勇者が多い為憧れる人は多いとか。

「あ、あう、そうですよね・・・僕こんなにひょろひょろだし・・・」

今度は急に自虐し始めた。反応が極端で予想できんな・・・

「いや、別にお前の夢を否定したわけではない。そもそもお前が金剛殻(アダマンタイト)証になれない保証も一切ないんだからな。」

一応、例外的にだがこの世界の人間の中にも生前に剛殻(アダマンタイト)証になった人はいる。凄く小数ではあるが・・・

「え?えっと・・・」

「お前が金剛殻(アダマンタイト)証になりたいと願って、その夢へ向かって努力すれば可能性はある。夢なんか見るだけじゃ叶えられない。夢を叶えたければまず行動しろ。君の場合はひたすら実績を積めれいい。」

そもそも行動すら出来ない人もいるんだが、今それを言って上げて落とすような真似はしなくていいだろう。

「ところで、話はそれだけか?一応これから受ける依頼に対する準備をしたいんだが。」

古今東西、絶対に問題ないなどという状況はない。

もしうん百万という魔物の群れにつっこまれたらさすがに俺一人ではカバーしきれないだろう。

「あ、す、すみません、お時間を取ってしまって。」

俺の助言を理解したか分らんが、ケリー君は嬉しそうな顔をして仲間と一緒に宿へ向かった。

そういえば、結局何が聞きたかったのか聞いていなかったな。ま、次会うときにでも聞こう。どうせ二日後には会うんだからな。


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