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世界最凶の毒マスター世界を破壊しない破壊神と共に世界をめぐる  作者: 葦上 薫
スミス共和国での面倒事
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娘にカウンセリング

桜が銀髪紅眼(アルビノ)の青年を気にし始めた2日後、特にこれといった問題は発生していなかった。

「おはよう、ございます・・・」

少し俺に対しては態度がおぼつかないが・・・

「明確に味方ではないって言ったからじゃない?」

現在俺はルインにカウンセリングを受けていた

「桜の為を思ったんだがな・・・」

「無理でしょ。ただでさえお父さん口悪いし、ストレートに言うし。」

ぐはぁ・・・容赦ないルインの指摘に精神的に追い詰められる。

カウンセリングに来たのに逆に追い詰められてしまった。

「というか、娘にカウンセリング受けるって父親としてどうなの?」

「そこらへんは問題ない。俺は多少赤っ恥をかこうと、気にしない。」

「そんなんだから私が相談に乗りにくかったのよ・・・」

「安心しろ。前にも言ったろ俺がふざけるのは周りを和ませるたり、単にふざけるためで、真面目な時は真面目な話をする。」

「ぱっと見ふざけているから相談にのるのが不安なのよ。」

そこはまぁ、俺の性分だ。

「すまん、話は変わるが、例の物進捗状況はどうだ?」

ルインに魔改造たのんだ「草薙剣」時間的にはそろそろ99%が終わっているはずだ。

「もう大方終わっているわ。後は彼女の意思よ。」

「そうか、ありがとう。これ追加報酬。」

カウンセリング前に買ったガラス細工をルインに渡す。

干支をモデルにしているんだろうが、龍が猫だったり、鶏が豹だったりだいぶ違ったが、鼠から牛、虎と順番に並べられていたので恐らく干支がモデルなのだろう。

ひょっとしたら違うかもしれんが、確かめるつもりはない。今はそれどころではないし。

「そういえばルイン、桜は今どうしている?」

「ん?採取依頼受けているはずよ。気分が落ち込んでいる彼女を見て私がキヨシを無理やり説教しているって思っているから。」

ああ、どうりで・・・ここに来る際にいきなり顔面ぶん殴って襟首掴んで連れてきたのね。

手加減はされていたが、あれ普通の人に使ったら死ぬぞ。

そこら辺最初に突っ込んでも「キヨシは普通じゃないでしょ?」って真顔で言いますし。

まぁ、もっとしっかり桜を気にかけるしかないのかね。

「その前に口調改めたら?」

「善処します。」





この時、どうやら既に問題が発生していたようだが、まだ大きくなっていなかった為、俺もルインも対処が遅れた。

そして、騒動の原因には桜もいたらしい・・・

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