表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界最凶の毒マスター世界を破壊しない破壊神と共に世界をめぐる  作者: 葦上 薫
スミス共和国での面倒事
42/132

リイノチ湖

おばちゃんから情報とジュースを仕入れ、俺たちはドワーフ国西(俺たちが入国した国境から見れば北東)のリイノチ村へ来ていた。この村は基本観光で栄えているらしい。

「お?見えてきたな。」

町の名前にもなっているリイノチ湖は日本の琵琶湖ほどのサイズはある。高低差のあまりないここら辺ではすぐに見つかった。パッと見た所、町の近くには別に魔物がいるわけでもなく、水遊びをしている人や漁をしている人が多かった。

「ここら辺は魚がおいしいらしいよ。」

「刺身とかあるかな?」

「基本的にムニエルらしいよ。刺身は寄生虫か何かの危険性でないみたい。」

「Oh my god」

世界の終わりだ。だが私は諦めない。たとえレストランに刺身がなくとも自分で刺身を作るんだ!!

「作るならお父さんだけで食べてよ。私お父さんみたいに毒や寄生虫に強くないから。」

「任せろ。万一食っても問題ないようにするさ。」

腕が鳴るゼ!!

(本当、舌は馬鹿なのに何でキヨシって料理の腕は美味いんだろ?)

神様にも分からない清の謎であった。なお、舌が馬鹿と判断した理由は、清が旅でいつも「腹に入ればなんだっていい」とものすごく苦い草をムシャムシャ食べたかららしい。


町に着いたら、先ずは宿の確保を行った。決して上品ではないが、なかなかの品質だった。なにより米があるしな。ここら辺は稲作もやっていたのか。ひょっとして蕎麦とかもあるかな?

「おいマスターこっちにエールジョッキでくれ!!」

食堂で髭を生やした10歳位の男、が店の主人にお酒を要求した途端、周りのドワーフや人族も一斉にエールを頼みだした。少し飲んでみたが、芳醇な香りが印象的だった。

「お父さん、お酒飲んでないで湖行こう」

「おっと悪い」

酒は俺にとって水と大差ないからついつい飲んじまった。酒の毒素も毒操者(ヴェノムコマンダー)ですぐに無毒な物質に変化できるからな。


リイノチ湖に着いた俺たちは近くの水着売り場で水着を買って泳ぎ始めた。

俺は紺のトランクスタイプ。

ルインはなぜかスク水だった。

「そんな水着何処にあったんだ?」

「水の抵抗が低く、耐久性が高い水着として売ってた」

そんなのもあったんだ。もっとも、スクール水着なんてあんま無いし、十中八九転生者か何かのアイデアだろうな後で確認したら名前も「キョウスク(恐らくスク競、スクール競泳水着がモデルだろう)」って名前だったし。

湖は水が奇麗で、海底と珊瑚が普通に視認出来た。地球の有名な空飛ぶ船を再現できそうだ。あいや、船じゃなくて人でも試せそうだな。

「すいません。」

「ん?何だ兄ちゃん」

俺は近くで海の家ならぬ湖の家を営業しているドワーフに少し質問をした。

「ここって、民間人が魚取る事って禁止してますか?たとえば、魚を持ってきてあなたに料理してもらったり。」

「いんや問題ないさ。というか、ごく稀にだが、魚型の魔物が上陸すんでね。民間人の漁を禁止したら冒険者がそいつらを討伐出来なくなっちまうんだ。」

なるほど

「よし、じゃあいっちょやってみるか!!」

「お父~さ~ん!あんまりやりすぎないでよ~」

「ピラミッドが崩れない程度に気をつけるぜ!!」

湖の生態系が壊れかねない化物(キヨシ)が獲物を狩りに行った。

なお、取って来た魚や甲殻類や貝類は見事に捌かれて塩焼きやシーフードカレーに使われて美味しく頂かれたとのこと。生き物に感謝であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ