破壊神VS守護者 その①
試合会場に来た途端、会場に流れていた歓声が一層強くなった。歓声の中にはルインを応援する者、清を応援する者、両者ともに応援する者、自らの考察を主張する者、様々だ。
そんな中、特に緊張することもあがることもなく、清はルインと相対していた。
さてどうするか・・・どう足掻いても俺の射程不足を補うのは難しい。全く新しい新技を使うか、それとも接近して決めるか、そこが問題だ。
考えている間にルインが先手を打ってきた
「White Tiger(白帝)!!」
技を発動した途端、いきなり会場の地面が割れて茨が体に巻き付く。
防御力のみが異常な値の清にとって、これだけでも一時的に束縛するには十分だ。
「邪魔だ!毒鎧!!」
清の体から毒が溢れ、鎧の形を形成する。鎧に使われた毒であっというまに茨は溶かされた。それでもルインはめげずに技を放ってくる。
「Vermilion Bird(炎帝)!!」
目視不可の速度で炎の羽が飛んできた。軌道を見る限り、直線から変則的な軌道のやつまで様々ある。それに、四方八方から飛んでくるため、ある程度隙間のある毒鎧は無意味だ。
「毒監獄!!」
俺は俺自身を収納する監獄を作って炎の羽を防いだ。さぁ、持久戦だ!!
と意気込んだ途端、今度は別の技をルインが使用し始めた。
「Bird(飛翔)!」
ルインが羽もないのに上空へ飛翔する。あれって鳥(Bird)じゃなくて浮遊(Float)じゃね?と思ったが、今更突っ込んでも名前が変わるわけではないしどうでもいいか。
「Lightning Beat(電撃拳)!!」
ルインが俺が作った監獄ごと上空から雷を纏った拳で押しつぶしてきた。たしかに、この毒は液体で、別に絶縁体という訳ではない。次第に電圧に耐えきれなくなって崩れ落ちるだろう。しかし、それでも俺よりもこの監獄のみを狙っている気がする。そう思って、ピカピカ眩しいルインの方を向いた途端、
「Lightning Volt(電圧拳)!!」
何か名前の似た技と閃光で網膜を焼かれた。目が~目が~!!!!
治癒するにも約20秒は掛かる。その間、実質無防備だ。なら、
「毒螺旋風!!」
麻痺毒をまき散らす竜巻を作って、ルインを接近させないようにした。
20秒間、何かつむじがチクチクしたけど、問題ない。
目がまともに見えるようになったら、右手を銃の形にして向けているルインが見えた。
さっきのチクチク、それか。
White Tiger(白帝)
Accel,Cyclone,Weatherの複合技
植物を操る
毒鎧
毒で鎧を作る。
物理攻撃を全て溶かすが、そもそも清が鎧を必要としない為実質束縛から脱出する位にしか使ってない不遇技
Vermilion Bird(炎帝)
Bird,Heat,Trigger
の合成技
「不死鳥」の上位互換
羽を空中に浮遊させ目に見えない速度で炎の羽を叩き込む
Bird(飛翔)
使用者を自由自在に空中に浮遊させる。
Float(浮遊)ではない。
Lightning Beat(電撃拳)
Cyclone(風),Violence(打撃)の力を内包した技。
威力が高く、その気になれば大木を丸ごと黒焦げに出来る。
雷の力なため、微弱な麻痺効果もある。
Lightning Volt(電圧拳)
Cyclone(木),Metal(大地),Weather(自然)の力を内包した技
拳から雷を発射し、対象を地面ごと砕く。
発動後、制御が難しいく、一応は着弾するが、その後周りの物に対する二次災害が懸念される。上空に一度飛翔しないとそもそも発動不可。
毒螺旋風
竜巻を起こして周りに毒をまき散らす。上空のみ安全地帯




