( ̄ ̄ ̄∇ ̄ ̄ ̄;.。oO( ナニガアッタ?
「コワイコワイコワイルインコワイ・・・・」
桜と一仕事終え、焼き団子を一応アスタロトの分も買い、桜にコーディネートしてもらって布をいくらか買って帰って来たのだが、何故か俺たちが帰って来た途端アスタロトが俺の後ろに隠れてカタカタ震えてた。
「ヲイルイン、お前一体何をした?」
「さぁ?改造する時に少しまさぐったけど・・・」
「コワイコワイコワイコワイコワイコワイ・・・」
それでここまでのトラウマが植え付けられるものだろうか?
「ほら、とりあえず、この焼き団子食え。ルイン、お前は後で謝っとけよ。」
「は~い。」
「うん、食べる・・・」
何という事だろう・・・戦っていた時のクールビューティは何処かへ消え、今では完全に泣き虫のいじめられっ子にしか見えない・・・
肩が思いっきり掴まれてキリキリ言っているが、とりあえず気になる話を続けよう。
「ルイン、一体アスタロトにどんな改造したんだ?」
「ん、ちょっと待って・・・」
モグモグと焼き団子を咀嚼する。
口が小さい為、少し食べるのに時間が掛かるためゆっくり待つ。
その間に俺は桜と協力してキャラ崩壊したアスタロトのメンタルケアをし続けた。
「グス・・・申し訳ございませんでした・・・」
「だ、大丈夫ですよ・・・何されたか分かりませんが、今度から私が護りますから。」
「気にするな。後でルインにも言っとくから。悪いのは全部あいつだから。」
「改造の指示を出したのはお父さんでしょ?」
事の元凶が何か言っているが、無視だ無視。お前はさっさと団子食い終われ。
「ま、マスタァァァァァァアア!!」
「うお!?」
突然アスタロトが抱き着いてきた。ああ、鼻水が服に付く服に付く!とりあえずこの件も含めてルインは後で鉄拳制裁だ。
そして桜、なぜどさくさに紛れて後ろから抱き着く?
「スゥ、スゥ・・・」
泣き疲れて眠ってしまったアスタロトをとりあえずベットに移動させる。
衣服は勝ってきた布類をルインがGeneで変形させているので既にアスタロトは全裸ではない。
「で、ルイン一体どんな魔改造したんだ?」
「ん?クサナギノツルギの時と同じように一番複雑な中枢にとりあえず神力注いでロックを解除させて、性質と事象を上書きした。その際に多少くすぐったかったかも。」
「多少ってレベルじゃねぇだろ。」
「ルインさん、私も擁護できません。」
「言い訳すると、意志を持ったアイテムの改造なんて初めてだったからあそこまで反応するとは予想外だった。」
「まぁ、そっちのお仕置きは後でするとして・・・」
「だが断る。」
「却下。話を戻すと、一体どこをどういう風に改造したんだ?」
「具体的にいうと、まず鍔だけだった部位は小太刀位の刀になったわ。外見に関しては私の独断だけど。桜が刀なのに、逆に持つのが両刃の剣じゃ違和感あるでしょ。」
それは確かに。
「あと、キヨシが前に言っていたチャンバラ剣?っていうのを再現してみたわ。」
「チャンバラ剣?何だそれ?そんなもの俺話したっけ?」
「少し前に何か鞭みたいに扱う剣があるって言ってたわよ。」
鞭みたいに扱う剣?そんな物話したっけ?
「あ、あれじゃないですか?蛇腹剣!!」
ああ、ああ・・・そういえば、話したっけ?スミス共和国にいるときに草薙の剣をどう変化させるか話し合った時に蛇腹剣も候補もあったな。
鞭みたいにしならせれば、だいぶ楽に邪魔なものを一掃出来ると、大分高い候補にあがっていたのに結局対非実体用の武器に変えた上に勝手に桜の魂を移植させたんだっけ?その時に桜も話し合いに参加していたため、覚えていたのだろう。
「その時のアイデアを今回使ったってことか?」
「うん。ついでに、キヨシの世界の小ネタも少し入れたわ。」
「俺の世界の小ネタ?」
「今のアスタロトの名前は『操蛇宮・オヒューカス』、キヨシの世界の黄道十二宮の列に入っていながら黄道扱いされてない13個めの宝具よ。これからはみんな『オヒューカス』って呼んであげてね。」
なんか凄いもの作ってた・・・
「それ、伝説のアイテムを作ったって解釈で良いのか?」
「神様の神格の賜物よ。っと言いたいところだけど、Geneは武器の格を上げられる訳じゃなくて、性質を変化させる能力だから、宝具になったのは純粋にオヒューカスが封じられていたあの鍔のランクよ。」
へ~、あの鍔そんなランク高いアイテムだったんだ。
「何にせよ、一度戦闘で使って微調整する必要あるんだけどね。あ、主従登録は既にキヨシに設定してあるから、清が望んで召喚すれば、どこにいても飛んでくるわよ。」
「ひょっとして、さっきマスターって言ってたのはその主従登録ってのが原因か?」
「ええ。この手の高ランクな宝具はあらかじめ主従登録することで、その人の物って断言できるし、召喚すればどこにしまってあっても取り出せるわ。あ、桜は別に主従登録してないわよ。しなくても、自発的にキヨシの側を離れないでしょ?」
「はい、そうですね。」
なぜかエッヘンと胸を張る桜、若干瞼が落ちてきているのでそろそろ寝た方が良いだろうか?
「なら、これからはあいつのことはオヒューカスと呼んだ方が良いな。・・・外見も少し変えられんかね?下手をすれば聖子達に気づかれかねん。」
「あ、そこは失念していたわ。・・・でも、起きてから本人に頼めば?オヒューカスも桜と同じく武器に魂が宿っている状態なんだから、外見はある程度変えられるはずよ。」
「そういやそうだったな。明日の朝に頼んでおくか。ルイン、一応聖子達が来た時のために光を屈折させてオヒューカスを隠してくれ。桜、悪いが今日はルインと寝てくれ。」
普段は桜は清と一緒に寝ているが、今晩は聖子が入室した際に違和感なくするために清はオヒューカスと寝る必要がある。刀の状態の桜とは寝ずらいが、逆に桜が入ると狭い。ならばルインがオヒューカスと寝ればいいと思うかもしれんが、そうなると清は娘を差し置いて恋人といちゃついている色々と問題がある男として判断されかねない。対して清がオヒューカスと寝れば、多少清が窮屈な思いをするだけで桜とルインは比較的広いベットを使える。勿論、オヒューカスの姿はルインによって見えなくなっているのではた目には清が一人で寝ているように見えるだけだが・・・
「・・・・・・ナニもしないですよね?」
「する訳ないだろう。俺は精神的には既に100過ぎの老人だぞ。今更寝ている女性を襲うほどお盛んじゃねぇよ。第一、お前の時もそうだろう。」
外見が若いゆえによく忘れるが、清は既に2回転生している。
前々世の人生はともかく、前世は80過ぎまで生きていた記憶があるので、単純に考えて100歳は超えている。
枯れているといえば枯れているため、なんら問題はないのだが、それはそれ、これはこれ。
恋する乙女の悩みは複雑なのである。
「う~~~~~・・・」
自らと葛藤するように唸り、桜はトボトボとルインと一緒に向かいのベットへ向かった。
寂しさを紛らわすようにその夜遅くまで桜はルインと清の話で盛り上がっていたが、清は肉体労働をしたあともあって疲れていたため、ものの数分で深い眠りについていた。
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