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1 〜神さま異世界へ行く〜

初投稿です!頑張ります!

〜天界〜


天界、それは死後の世界や、あの世に関わる世界の名である。天界と言っても沢山の種類や区分が存在し、部署のようなものもありそこでは沢山の神さま達が日々世界の調和を図るために働いている。その中に一つ業績が芳しくない課があった。

そこは『異世界作成部 ファンタジー494949課』課の存続すら怪し課である。



「ヤバイよ〜超ヤバイよ〜マジヤバイよ〜どれくらいヤバイかって?

3億年くらい時間巻き戻さないといけないくらいヤバイよ〜〜マジぱないマジハンパないくらいヤバイよ〜」

この部署の仕事は主に新しい世界を作り増やしていき人々の生活が安定するまでを見守ることだ。

「先輩〜ヤバイことはよ〜く伝わったんで、『手』動かして貰えませんか?もうそろいい感じの世界作らないと出世に関わりますマジで。」

「んなこと言ったってyo〜マジでyo〜ただでさえ神が万年足りてないこの部署でyo〜産休2神に寿退職3神、ってマジヤバくない?いやおめでただけどもマジヤバみが深い。もうこの部署で残ってんの来年定年退職する松ノ神さんと後輩と俺だけじゃんwwwマジヤバイ。」

そうなのだ今この課は存続の危機なのである。もともと8神+課長で回していた仕事が諸々の事情により3神になってしまっているのだ。通常ならば他の部署から神を借りてきたりするのだが、なんせ今はどこも新神教育で手がいっぱいであり、なかなか助けて貰えないのだ。

さらに言えば、その残った3神も、1神は新神、1神は年老いており居眠りが多く仕事が遅く、もう1神はやる気が無い。ヤバイヤバイ言いながら仕事をしない。さらに課長は出張中である。

そんな中に来た仕事が「世界名『太陽惑星地球』にある娯楽文化のゲームによくあるRPG風な動物変異種や魔族変異種、ヒューマンがおり魔法が使える世界を作れ。ただしどの種族も平等に過ごせる世界にすること」と言ったものであり、それが今回問題の中心にあるものだ。

ただの仕事だ、神さまなのだから出来て当たり前だ、その通りである。しかし全ての神が万能なわけではない。実際世界を1つ作るのにはかなりの苦労があったりする。さらに『どの種族も平等』というのはなかなか難しい。そもそも格差を無くすこと自体が難しいのだ。格差を無くすにはそれなりの勘と経験が必要にになる。

「しかしその勘と経験を持った先輩神が、重要なところでコーヒーをこぼし、さらにシミを作ったせいで失敗し、大変なことになっているのである。」

「なんで説明口調!!」

そうなのである。このコーヒーのシミによって世界に影なるものを生み出し、世界を混沌へと誘っているのだ。さらにこの影なるものによってヒューマンの差別意識が強くなり、動物変異種つまり獣人が迫害を受け魔族とヒューマンが争いを起こしている。

本来であばダンジョンなどがあるそんなに辛くない世界のはずが、外には陰や陰により強化され予定より数十倍強いモンスターがいる世界となってしまった。

「どうしたものでしょうね、先輩」

「どうしたってお前、どうにかしないと課長帰って来たらめっちゃ怒られるじゃん俺たち」

「いや、怒られるのは先輩だけです。私関係ないです。私知らないです。見てないです。仕事して下さい。」

「いやいやいやいやいやいや〜いやい!そらないっしょ!マジで!うーむなんかいい方法……あ!

あるじゃん!マジ俺天才じゃん!ヤバみ極めてるじゃん!

なぁ後輩よ、異世界人呼べばよくない?よくあるじゃんそういうの!そんで適当に能力付けて上手く行かせりゃ良きじゃん!マジ名案俺天才!」

異世界人、皆も知っている異世界召喚という奴である。異世界から呼ぶことでこの負の連鎖を断ち切ろうと言うのだ。

「先輩、そりゃ無理でしょ。異世界から呼ぶには面倒な手続き多いし、そんなことしてたら、課長にはバレるわ、世界滅んでるわしてますよ。

それにこれ、初任者研修初日に習いましたよ。前呼びすぎて輪が乱れたからなるべくやらないようにしましょうって言われましたよ。後、仕事して下さい。」

「えーマジかよ。どうすっかな〜異世界からは読んじゃダメ〜となるとこの世界に強い奴作るか!」

「いやそれこそもっとダメでしょ。差別増えるじゃん。先輩頭悪すぎwww仕事して下さい。」

「んなこと言うならお前が行ってこいよ〜………

そうだよ!お前が行けばいいんだよ!」

「は?」

何を言っているのだろうか?この先輩は頭大丈夫だろうか?

「お前が上手くやりゃいいんだよ!お前が世界のシミ抜きと、平和な世界に作り変えてこいよ!そしたら万事OKじゃん!この世界で起こってる事にはコッチあんま干渉できないしバレても後の祭りじゃね?お前も神だし死なねーから大丈夫じゃね?マジ俺天才かよ!やっぱ俺天才じゃん!」

神さまが世界に干渉するって言うかそこにいること自体が問題だらけではないだろうか?

「そうと決まれば早速送るぞ!あーでもそのまんま送ると世界に負担かかるから、多少制限付けるわ。

つっても最強だろうけどwww

んじゃあとよろぴく、俺とは連絡取れるようにしとくし安心しろよーんじゃなバイチャ!」

「え!ちょい待って先輩!なんで私!うぎゃ!?下光ってるガチじゃん!無理無理無理だから!ちょせんp」










「行ったか?、ふーこれで大丈夫じゃね!課長にもバレずにOKじゃんね!「何がバレずにOKなんだ?」かかかかかかかかちょ、う!」

送って2秒でバレた。ざまぁwww

「お前は後で始末書提出決定だから。

ふー、つか、どうすっかなぁこれどうやって隠そう。

バレたら即クビ決定案件だろこれ。本当どうしよ……」





かくして、課長の胃痛の日々と私のファンタジーライフが始まったのだった!


読んでいただきありがとうございました。

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