電車でお漏らし、JK青春失禁18きっぷ
夏休みのある日、わたしは友達と5人で電車で由布院へ行くことに鳴りました。なぜ電車なのか問うと、友達の一人、夢乃が
「青春18きっぷって知ってる?1日電車が乗り放題なやつ」
って言ったからです。
乗り放題という言葉に胸を躍らせていると
「聞いたことはありますが、普通電車にしか乗れないものなのでしょうか?」
「紫苑はお嬢様だからねー、新幹線しか乗ったことないんでしょー」
「朱鷺愛さん…電車は由布院までつながっているのですか…?」
「ははー、藍はほんとうに世間知らずだなー」
「でも、ゆふいんの森には乗りたいなー」
そんな会話が続いていると、わたしは
「行こうよっ!いい思い出になるよ」
それが、この旅行のきっかけになりました。
わたしは入念に下調べをして、計画を立てました。時間の都合で片道だけ小倉まで青春18きっぷで乗ることにしました。18時間かかるそうですがみんな納得してくれました。
「パパを納得されるためだし仕方ないかー」
「でもわくわくしますわ」
「むー…本当に由布院まで行けるんですか…?」
「いいんじゃない?2日めは博多からゆふいんの森に乗ろうよ」
そんな会話をして。
そして、楽しみにしていた旅行の日
わたしは4日分の服を詰めたトランクとカメラなどの小物を入れたショルダーバックを持って横浜駅にいます。朝5時です。
集合したら5時28分発の熱海ゆきの列車に乗ります。
「熱海まではグリーン車に乗ろうよ」
「さんせーい」
「で、でもいいんですか?グリーン車なんて」
「朝から疲れては旅ができませんものね」
「夢乃の意見に賛成します…」
4人がグリーン車に乗りたがってるみたいだし、乗っちゃいます。
グリーン車に乗ると、「リクライニングシートなんだ、新幹線みたい」という安心感とのどが渇いていたからついお水を飲んでしまいます。
熱海駅に着くと、トイレに行く時間も無く浜松ゆきの列車に乗り換えます。
列車が熱海を発車すると、案内放送が流れてきました、そしてこの一言
「この電車にはトイレはありません」
そ、そんな。さっきお水いっぱい飲んじゃったし、浜松につくまで、がまん!?
浜松までは2時間半、どうしよう
そして嫌な予感が的中しました。東田子の浦を出たあたりです。おしっこしたくなってきちゃいました。
電車の中は冷房が強く、半袖で薄着ですから身体の芯から冷えていく感じがします。
静岡を出た頃には猛烈な尿意に襲われていました。時間を確認するとまだ1時間以上あります。
どうしよう、次の駅で降りてしまおうか、でも降りてしまうと今日中に小倉に着けなくなってしまいます。せっかくの旅行、台無しにしたくないよ…。
わたしはふとももやつまさきをこすり合わせたり、足を揺すっていました。
焼津を出たあたりでしょうか、尿意の波が物凄く激しくなりわたしは『お漏らし』をしてしまうのではないか、という恐怖が襲ってきました。
お漏らししちゃったらすごく恥ずかしいだろうし、なにより旅行を台無しにしてしまいます。わたしは浜松駅のトイレでおしっこすることだけを考えました。
おしっこしたい!漏れちゃう!漏れちゃう!
わたしは気がついたら右手で前を押さえていました。島田を出たあたりです。膀胱が破裂しちゃう!
あぁ…おしっこ…おしっこ漏れる…お漏らししちゃう…そんなの絶対イヤ!
掛川を出たあたりです。もう我慢できません。そのまま溢れてしまいそうです。
シートを汚したくないのと浜松に着いたらすぐトイレに行けるように席を立ちました。
でも立ってはいられません。ドア横の手すりに掴まり膝を交差させていました。お尻を突き出すポーズですが構っていられません。身体が震えていました。
磐田を出たところで尿意の波はなくなり、コップに溢れるまで少しずつ水を注ぎ込まれるように尿意が強くなってきました。もうピクリとも動けず震えていました。
そして、浜松から1つ手前、電車が天竜川を出ました。
わたしは耐えられないほどの尿意に襲われ、床にぺたんと座り込んでしまいました。大粒の涙が溢れていました。
早く…早く着いて…もう…我慢できない…漏れる…漏れちゃう…
あと5分ほどで浜松に着く。そんなところでいまにも尿道口から溢れてしまいそうに…溢れてしまいました。
蛇口を少し回すようにおしっこが溢れ出すと、その直後に一気に回したかのような勢いでおしっこが放出されました。
あ…ぁぁぁ、おしっこが床に広がっていく…やっちゃった…お漏らししちゃった…
わたしは絶望感のなか、泣いてしまいました。
「ゆ、結花ちゃんだいじょうぶ!?泣かないで!」
夢乃ちゃん…
「ま、後片付けはあたし達にまかせなさい」
朱鷺愛ちゃん…
「なんて声かければいいかわかりませんが、わたくし達はいつもあなたの味方ですわ」
紫苑ちゃん…
「むー…それでも先輩なんですか?」
藍ちゃん…
4人に励まされたわたしは立ち上がり、浜松駅に着くと電車を降りてすぐトイレに向かっいました。
そのあと夢乃のちゃんにつきっきりで後始末を手伝ってもらいました。
濡れたスカートとパンツを脱ぎ、下半身を拭いて…トランクの中にあった着替えのパンツとスカート、替えの靴下を穿きました。
でも旅行は台無し…もう最悪…
わたしは1時間ほど泣いたあと、立ち上がって足りなくなったスカート、パンツ、靴下に替えの靴を買いに出かけました。
そして浜松駅に戻り
「みんな、ありがとう」
わたしの中にもう迷いはない。わたしは浜松駅のみどりの窓口に向かいました。新幹線のきっぷを買いに行くために。財布からなにかあったときのためにと母から渡されたデビットカードで5人分のきっぷを買ってきました。
「みんな、旅行は続けられるよ」
いまのわたしに憂鬱な気持ちはもうない。あきらめ気味だったみんなも活気を取り戻してくると新幹線乗り場への改札へ向かった。
(完)
えーと初投稿となりましたがこんな感じでしょうか
薄っぺらい文章にグダグダな展開で捻りのない構成ですが読んでくださった方ほんとうにありがとうございました。
エピローグ書くとき183にも襲われましたがなんとか立ち直れる形にできてよかったです
SS書きとして日々精進していくので見守ってくれたら幸いです