「魔物遭遇」「スキル初使用」「チート武器作成」の三本でお送りします。
「て言うかさ。」
『なんだい?』
「あんたこのGMだろ?」
『そうだけど。』
「このバグ直せねーの?」
『無理だね。』
「オイこらあっさり言うんじゃねえよ殴んぞ。」
『ごめんごめん。それで決まった?』
「ああ。【概念付加】と【錬金術】あとは【体躯増強】と【加速】でいい。」
『言い忘れていたけど、君の取った【復活時ペナルティなし~】は【残りライフ+20】になったから。』
「わかった。」
『それじゃあ、頑張ってね。』
「何とか生きてみるさ。」
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「じゃあレベル上げるために町から出ようか。お兄ちゃん。」
「はいはい。(ハァ~めんどくさい。て言うか死にたくない。)」
「じゃあ先に行くからね。早く来てね。」
「わかったよ・・・。」
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「ここか・・・。ってをいまじかよっっ!」
俺は森に着いたとたん、突然俺の足元にあいた黒い穴に俺は飲み込まれた。
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ドシャッ!!
「痛つつ。何なんだよまったく。つーかここどこだ?」
俺は森の入り口に居た筈なのになぜか森の中にいた。
何度も目をこすり、辺りを見回すが、やっぱり森の中。
「そ、そうだ。とりあえず『メニュー』の『マップ』でいまいる所を確認すれば・・・」
《MAP》
現在地:UNKNOWN
生息モンスター:UNKNOWN
入手可能アイテム:UNKNOWN
「・・・・・・終わった。」
今いる所もわからず、出てくるモンスターもわからず、戻る事も出来ない。つまるところ・・・
五里霧中、八方ふさがり(笑)
「チクショー!運営ィィィィィ!」
ガサッ!
「あ。」
「グルルルルルルル。」
「ナンデスカコレ?」
「ガウッ!」
「っとおおお!危ねえええ!【ステップ】!」
ぎりぎりのところで(HPを四分の三近く削られつつ)回避できた。
うん。次当たったら間違いなく死ぬ。という訳で、
「うん。やっぱり逃げるしかないよね。」
全力ダッシュ。
数分後・・・
「やばいなんか増えてる!」
初めは狼のようなモンスターが一頭だけだったのに、今では翼を持たない龍や狼のようなモンスターの群れ、さらには完全に凶暴な熊にしか見えないモンスターと鬼ごっこ。(現在残りHP12)
「あ!あそこの洞窟にとりあえず逃げ込めば!」
ドサッ!
「ふぅ~。ぎりぎり間に合ったか。あいつらまさか入ってこないよな。」
《MAP》
現在地:UNKNOWN
現在位置:SAFE
生息モンスター:神喰狼、紅狂熊、陸走竜、????、????、????
入手可能アイテム:UNKNOWN
「ほ~今ので約半数か。いろんなのが居るんだな。そうだ!今のうちに何かしらの武器を作っておくか。とりあえずこの岩を使って作って錬金で変えればいいか。」
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「よし。準備も整ったし、始めるか。『スキルセレクト、武器創造、サイズ80cm×4cm、薄さ1mm、数量1、生産開始っ!』と、ふぅ~何とか成功したか。それじゃあ続けて『スキルセレクト、《錬金術》、対象石の剣、変換後オリハルコン、数量1、錬金開始っ!』更に『スキルセレクト、概念付加、対象オリハルコンソード、付加概念《粉砕》《絶対行使》《空気》《軽量化》、付加開始っ!』って!なんかすごいの出来てる!」
全てを粉砕する諸刃の剣
ATK:90
HP:500
重量:2
追加効果:《粉砕》《空気》《諸刃の剣》
「いやこれ、チート武器だろ。」
因みに効果の詳しい説明は、
《粉砕》・・・武器を当てた対象を無条件で粉砕する。確率1%
《空気》・・・何か1対1で戦っている際、あらゆる敵の介入をなくす。常時発動。
《諸刃の剣》・攻撃時効果を発揮できなかった際、この概念が付加されている武器を問答無用で破壊する代わりに、攻撃時効果を99.9%まで上げる。
「生き残れるかな?これで。」
そうして二日目は終わった。