DIVE!!
「で、アバターはどう作るんだ?」
「別にたいした操作は必要ないよ?ヘッドギア付ければ大体終わるし?」
「なんだ。随分簡単なんだな。」
「ただ、カスタマイズや計測とかをやるから二十分ぐらい掛かるよ?」
「簡単じゃねぇ!むしろ複雑すぎだろ!」
しばらくお待ち下さい・・・
「で、なんかほかにはあるのか?」
「もう無いけどもうそろそろ始まるよ?」
「ゑ?」
『Welcome to our forbitten world!!!』
そんな音声とともに、俺は視界が真っ暗になるのを感じた。
『それでは、いまからあなたにジョブを決めてもらいます。』
・・・ほほう。ジョブとな。
「つまり俺に働けと?」
『冗談はよしてください。ゲーム内での役割みたいな物です。』
「で、どんなのがあるの?」
『こちらになります。
《精霊術師》《剣士》《魔法使い》《鍛冶師》
《調合師》《盗賊》《挌闘家》』
「いくつ選べるんだ?」
『メイン、サブで一つづつですね。』
「じゃあ、《剣士》と《調合師》で。」
『わかりました。チュートリアルはしますか?』
「一応。」
しばらくお待ち下さい。
「やっと終わったー。途中何度辞めようかと思ったことやら。」
『お疲れ様でした。チュートリアルをすべてランクA以上でクリアした為、クリアボーナスを取得できますが、どうしますか?』
「見せてください。」
『それではこちらの手紙をお読み下さい』
《チュートリアルをプレイしたプレイヤー達へ
クリアおめでとう!特にこの手紙を読んでいるプレイヤー。
そもそも最近のプレイヤーはーーーーーーーー
(・・・なぜ手紙で愚痴る・・・)
そう思いつつ、読み進めていった。
(前略)というわけでGMよりまじめな人たちへプレゼントだ!
この下に書いてある特典を四つ選びたまえ。》
(・・・やっとか。)
そして俺は、迷いつつも
《復活時ペナルティなし+ライフ×二.五倍》
《武器創造》
《HP+MP+ST大幅アップ》
《魔法封入》
を選んだ。
《変更は出来ないけど後悔しないでね?
最後に合計10000点以上出した君に
《????》を送っておくよ。きっと役に立つと思う。
それでは、いってらしゃい!》
そして、おれはForbitten World Onlineの世界へ飛び立った。