桐野夏生さんの小説「真珠とダイヤモンド
季節は読書の秋、普段小説を読まない人たちも「小説家になろう」を利用して小説を読む機会が多くなってくる季節になってきた。
私もこの季節を利用してある再び小説を読んでみることした。
バブル時代のマネーゲームに踊らされ、転落の一途をたどる若者たちを描いた桐野夏生さんの小説「真珠とダイヤモンド」である。
桐野夏生は、日本の女性小説家で。人間の暗部や女性の生きづらさを描いたハードボイルド小説やミステリー小説をよく書く、別名義では野原野枝実としてロマンス小説やジュニア小説なども執筆しているようだ。
桐野夏生さんの小説「真珠とダイヤモンド」は1986年春の福岡を舞台に、バブル経済の狂騒とその崩壊の中で翻弄される女性たちの姿を描いた作品だった。
バブル絶頂期は1990年前後。程なく経済は反転し、株や土地が暴落した。「実体を体感できないものは怖い」と強く思ったことが鮮明によみがえった。
日経平均株価が一時7万円超を記録した今は、戦後最長の景気拡大期と言われる。しかし それ以上の物価高止めどない値上げで日々の暮らしには安心感はない。
国の発表による2026年(令和8年)の公示地価は、全国平均(全用途)が5年連続で上昇し、上昇幅も前年の2.7%から2.8%へと拡大している。一方、都心部と地方・郊外の「二極化」が進んでおり、人口減少や利便性の低い地域では土地の値段が下がり始める。
日本のバブル崩壊は、日銀による急激な金融引き締め(利上げ)と、不動産融資の総量規制になったことが原因とされる。
値上げが止まることはとても嬉しい、もっと快適に、もっと豊かに、と誰もが願う。景気も値上げ「もっと」のためだけに高速で走り続けているようでとても怖い。それはバブルの頃の感覚と重なる。全てが上がり続ける世の中で幸せはあるのか?今は実感は持てない




