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第1話 遭遇と現在

俺の名前は浮世創志うきよ そうし

どこにでもいる高校生… ではないけど今年から高校に通う新高1だ。

俺がどこにでもいる高校生じゃない理由は…

「創志~ 朝ごはんできたよ~」

「わかったよ~」

もう朝ごはんができたみたいだし母さんがいるキッチンまで行くとするか。

そっちの方が話が楽になるし。

「おはよ~」

「おはよう~」

相変わらず元気な親だな~ 今キッチンでフライパンを洗っているのは俺の母さんの浮世鈴うきよ れいだけど、俺が普通の高校生じゃないのはほぼ母さんが原因だ。

「ご飯冷める前に食べなよ~ それと黒斗くろとも起こしてきてくれない?」

「ご飯食べたらアイツ起こしに行くよ」

「それじゃ頼んだよ~」

(てか後ろで新聞読んでる父さんに行かせろよ… と言いたいけど言っても無駄だからな… 早くご飯食べて起こすか…)

「いただきます」

俺が普通の高校生じゃない理由は母さんはそもそも人じゃないからだ、母さんは妖の一つ「猫又」だからだ。

でも見た目は普通の人とそう変わんないけど頭からは猫耳が出てるし尻尾も出てるから基本母さんは家から出ないけど、猫耳と尻尾は隠せるみたいだから外に出るときは基本それを隠して外に出てる。

因みに俺は姿は完全に人だけど身体能力と五感は常人よりも高い。

「ごちそうさまでした」

「それじゃ 黒斗起こしてきね~」

「わかったよ」

飯も食べ終わったし黒斗起こしに行くか、アイツ朝は起こされると機嫌悪くなるから起こしたくないんだけどな…

「黒斗~ 起きないと部屋の中に入るぞ~」

これで反応なかったらまだ夢の中だけど… どうだ?

「うるせぇ… まだ寝かせろ…」

まだ頭が寝てるからか言葉に力が無いな、よし叩き起こそう。

「んじゃ 入るわ」

ガチャ

「まだ寝させろや…」

そう言うと黒斗は布団に潜ったけど…

「朝だから起きろ」

これは布団を退かした方がいいな。

俺はそのまま黒斗の布団を退かすと…

「まだ寝たいんだよ…」

と言いながら丸まっている黒猫が突然姿を変えると、その姿は人の様な見た目だが母さんと同じく猫耳と尻尾が出ているが肌の色は藤納戸色ふじなんどいろで目は縦長の瞳孔の周りが黄色になっている。

「もう少し寝かせろよ…」

と言いながら黒斗は目を擦っていたが、突然目を擦るのを止めると

「兄貴? もう飯はできてるのか?」

と聞いてきたから俺は

「もうできてるぞ」

と答えたら黒斗は

「なら飯食うわ」

と言ってキッチンまで黒斗は走り出した。

「さっきまで「寝させろ、寝させろ」って言ってたのに飯ができてたら眠気が飛ぶのかよ…」

さてと… 俺は着替えて学校に行く準備でもするか。

因みに今日は入学式だ、俺の通う高校は「海ヶ丘高校」(うみがおかこうこう)っていう公立高校なんだけど、なんか学校から見る景色が絶景みたいで毎年色んな場所から人が来るみたいなんだけど、正直に言うと俺はその景色に興味は無くて、「家から近い」っていう理由で受験したら運良く受かったんだけど、同じ中学の奴も何人かそこに進学したみたいだから、そこそこ楽しんで高校生活を送れると思うな。

「よし、行くか」

着替えも終わった事だし早めに学校に行くとするか。

「行ってきま~す」

「行ってらっしゃ~い」

「気をつけて行けよ~」

「はいはい〜」

ん? なんだかんだ言って今日初めて父さんが喋った事これか?

そんなことはどうでもいいか。

てか、黒斗の奴なんも言わねぇな。

「兄貴~ 今日早く帰ったら遊べよ」

なんか「なんも言わねぇな」って思ってた直後に喋るって… アイツ俺の心の中でも読んだのか?

まぁ…

「なんもなかったらな」

なんもなかったら構ってやるか。

そのまま俺は家を出て歩きながら、

「てか、部活何に入ろうかな? なんの部活あるか調べとくべきだったか… 後悔するのは今更か… ん?」

なんて呟いてたら

「お〜い 創志~」

「あ? 何だよ織文おりふみ?」

だいぶ面倒くさいのに遭遇したわ。

万津織文よろづ おりふみ、コイツは狐の妖だ。

それと嫌だがコイツは一応は俺の幼馴染でもある。

「そんな嫌そうな顔するなよ~ ところで創志は今日学校なのか?」

「そうだ」

「いいな~ だって学校ってあれだろ?」

「あれって何だよ?」

「恋人を探すとこでしょ?」

「お前それマチアプと勘違いしてねか?」

「そう?」

「そうだろ。 てか、そんな事言う為だけに来たら俺は行くぞ」

「えぇ~ そんなこと言わずにさ~」

マジで朝から面倒くさいな、例えコイツが幼馴染の妖だとしてもよ。

「どこまで付いて来るんだよ?」

「とりあえずは、この町を覆ってる結界のとこまでかな?」

「結構付いて来るじゃねかよ」

「別に問題はないだろう?」

「俺が嫌だわ」

「そんなこと言わないでよ~」

もはやコイツに何を言っても無駄な気がしてきた。

そんな事を思いながら進んで行ったら…

「お~ 坊と薄情狐か 朝から元気そうじゃの〜」

「あっ おはようございます、玖嶺さん」

「うむ おはよう」

「玖嶺さん、おはよ〜」

「おはよう」

この人?は、玖嶺秦明くれいしんめいさんだ。

ちなみに玖嶺さんは俺や織文と同じぐらいの年齢に見えるけど俺や織文よりも相当生きてる。

「坊らは今から出かけるのか?」

「今日から学校なので、今から登校するとこです」

「僕はただ付いて行ってるだけだよ〜」

「そうなのか 気をつけて行っていくんじゃぞ〜」

「わかりました」

「はいはい〜」

そのまま俺と織文は玖嶺さんと別れて進んで行くと織文が

「そういえばさ…」

「どうした?」

「この町を覆ってる結界は何の意味があるんだろう?」

「意味? 確か…」

この町を覆ってる結界の意味を聞いてきたから俺が答えようとした瞬間、俺と織文の背後から

「私たちのような妖に害のある人がこの町に入れない様にする為の結界だよ」

「あ〜 そうそう… え?」

「ん? どうしたんだい創志?」

今… 俺からしたらこの世で1番会いたくない奴の声が聞こえたんだ。

「どうしたんだ 創志? 急に俯いたりして? 別に変な奴はいないだろ?」

「俺からしたらいるんだよ」

「ん~? そうなの? 僕からはイタチさん以外見えないけど?」

「お前もはや狙って言ってるだろ…」

「何のことかな~?」

この野郎… ニタニタ笑いながら言いやがって

「そんな怖い顔するなよ創志」

「なんでお前がここにいるんだよ…」

「それは決まってるだろう 今日は創志の登校日だろう? だから会いにきたんだよ」

「何で知ってんだよ…」

「君の弟から聞いたんだよ?」

何言ってんだよ黒斗…

コイツは瑞世イタチ(みずよいたち)

簡単に言えば昔から俺に付き纏ってる妖だ…

妖の種類までは知らないけど一つ言えるのは、コイツは神の様な妖って事だけだ、何を言ってるか分かんないと思うけど、本当にそうなんだ…

とりあえず、俺がコイツと遭遇した時の事でも話すとするか…

今から10年前、当時の俺は小1だ。

小学生の時の俺はよく家の近くにある山に織文と行ってたんだ。

だけど、その日の俺は織文が来れないから一人でいつもの山に行ったんだけど、そこで俺は迷子になったんだ。

いつもなら織文が記憶してたからどうにでもなったんだけど、俺一人だとどうにもならなくて、そのまま山の中をさまよい続けて少し開けた場所に着いたんだ。

そこは居心地の良い場所だったんだけど俺の第六感?そんなのが「ここは危険だ」って俺に伝えてたんだ。

でも、俺はあまり動きたいとは思わなかったんだ、「開けた場所ならきっと誰かが見つけてくれる」と思ってたからだ。

だけど、その考えが甘いってのはすぐに思い知ったんだ。

開けた場所を見つけてから10分もしない内に何処からか沢山の悪霊が来たんだ、妖じゃなくて悪霊なんだ…

この世界には妖と悪霊で分けられているラインがあるんだ、人に悪意を持って接するか接しないかで別れてるんだ。

その悪霊達は俺を見つけ次第、一斉に俺を襲ってきたんだ、俺は逃げようとしたけど、走り出そうとした時に俺はバランスを崩して転んだんだ。

当然、悪霊達は俺が転んで立ち上がろうとしてる間もこっちに来てる。

俺は悪霊達から逃げようと、また走り出したんだけど、すぐに捕まったんだ。

その時の俺は正直に言って死を覚悟したぐらいだ。

だから俺は自分の行動を恨んだ時に

「君達、そんな子供をいじめて楽しいのかい?」

と凄まじい圧で悪霊達に言うイタチの姿があったんだ。

そう、これが俺とイタチの遭遇だ。

その後の俺はイタチにそのまま助けられたんだ、その時は。

でも、その後からイタチは何故か俺を付けてくる様になったんだ。

最初は気にしてなかったけど、だんだんとイタチの行動は変化していって俺はだんだんとイタチに恐怖を感じてきたんだ。

流石に付いてくるからいつも何処からか見てくるや度が過ぎる行動になってきたイタチに俺は恐怖を覚えたんだ、と言うよりも、もはや「コイツも悪霊か?」とすら思えたぐらいにだ、そんで今…

「創志〜 どうしたんだい?」

「何でもない…」

はぁ… 簡単にまとめはしたがいつ思い返してもコイツの行動が何一つ訳がわかんねぇ…

「はぁ…」

「ため息なんて… 何処か体調でも悪いのかい?」

「お前が近くにいるからだ」

「それは恋してかい?」

「ふざけんな…」

朝っぱらから本当に面倒くさすぎるだろ。

なんだかんだ俺は織文とイタチの二人を軽くあしらいながら結界の外まで行くと…

「イタチさんは創志に付いていくの?」

「そうだね… 今日はいいかな、多分だけど創志は人の友人と学校に行くだろうから邪魔をしたら口を聞いてくれなくなるかもしれないからね」

「そうなんだ」

「それに結界の外で問題を起こすと玖嶺さんに怒られるからね」

「確かに」

「それじゃあね」

「さようなら〜」

そのまま二人は別れた。

そして俺は学校に続く一直線の道に着くと何も考えずに歩いてると…

「………」

「創志おはよ!」

と言いながら小学校からの友人、冬馬冬獅郎とうまとうしろうが俺の背中を叩くと俺は驚いて…

「うぉ⁉︎」

「おはよ!」

と言ってる俺に冬獅郎はもう一回朝の挨拶をしたから俺は

「おはよう~ 冬獅郎」

「うん」

と返すと冬獅郎は短く返して俺に

「今日から高校デビューだね!」

「そうだな… てか、冬獅郎なんかテンション高いな?」

「それはそうでしょう! 今日から念願の高校生なんだから!」

「それもそっか…」

「うんうん!」

「そういえばさ、冬獅郎」

「何?」

洸夜こうや冬留とおる見た?」

「今日はまだ見てないけど?」

「そうなのか? なら早く見つけないとか」

「なんで?」

「忘れたのか? 冬留の問題行為を止めるの俺と洸夜の役目だろ?」

「まぁ… ん?」

そんな話をしてると冬獅郎が何かに気づくと…

「創志? あれって洸夜じゃない?」

そう言って少し先を指差すと、そこには鼻歌交じりに歩いてる狛澤洸夜こまざわこうやが歩いていて俺と冬獅郎は

「冬獅郎行こう!」

「わかったよ~」

と言って俺は冬獅郎と一緒に洸夜の元まで走って

「おはよう!」

「おはよ〜」

って言うと洸夜は

「うぉ⁉︎ おはよう⁉︎」

と驚きながらも返すと

「あっ! 創志か、それに冬獅郎も」

「洸夜、冬留は見てないか?」

「まだ… はっ⁉︎ 創志… つまりはそうゆう事か⁉︎」

「そうだ」

「いやどうゆう事なの?」

と言って冬獅郎は笑っているから俺は

「今… 冬留は野放し状態だ… この意味分かるか?」

と言うと冬獅郎も

「そうゆう事か!」

と言って、冬獅郎はまた笑うと俺は洸夜と冬獅郎に

「そんじゃ… 佐々木冬留(ささきとおる)の確保に向かうか」

「おっしゃ! いくぜ!」

「レッツゴー!」

と言って俺たち三人はもう学校に着いている可能性がありそうな、冬留の確保に向かった。

初めてネットに投稿する作品です!

日常系を書きますがいつか違う系統の作品も投稿したいです!

ミスも多いと思いますが是非楽しんで読んでください 鈴架夕桜より

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