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第二話

イチャラブってどう書けばいいの?

分からない……コレが……彼女を作らなかった代償とでもいうのか!?

「………であるからして、この学校は皆さんが持つスキルの効果を高めること、生かす方法を模索することをサポートすることが主な活動です…………」


『相変わらず話長いなぁ……そろそろ1時間くらい経つよ?ずっと立ってるからしんどいなぁ』


黒髪に白色の目という珍しい特徴を持つ朱音は、スキル育成学校高等部の入学式に来ていた。

どこの学校も共通の校長先生の長話に耐えながらこの後の事について考えていた。


『まさか編入生がやって来るとはねぇ〜。しかも何、あのエロイベ。あんなのアニメの世界だけだと思ってたなぁ。もしかしてスキルってそういう系?」


ま、それは無いか。とすぐに否定する朱音。

彼女の背後の生徒が校長の長話に耐えられずに倒れる。

しかし朱音は気づかない。


『それなら幼馴染補正が入ってても瑞葵が強力だって言わないだろうね。

 それに瑞葵が強力って言うからには戦闘系のスキルだろうね。アレは戦闘系じゃないとスキルを評価しないからね』


いや、それはこの学校の生徒全員か。と言い換える。

今度は彼女の左右の生徒が同時に倒れた。

しかし、それでも朱音は気づかない。


『けど瑞葵も全国ランキングで3位の実力者。そんな瑞葵がいくら幼馴染とはいえ、わざわざ強力だなんて断言するかな?そうだなー、幼馴染補正を入れて考えるとしたら………中央地区ランキング2桁くらいの強さはありそう』


まあ誰かをぶつけた方が手っ取り早いか。と結論付ける朱音。

今度は彼女の正面の生徒が倒れた。

朱音は慌てながらも咄嗟に受け止める。


そして教師を呼ぼうと周りを見渡すと自分の周囲の生徒が倒れている事に気づいた。

さらに慌てる朱音。しかし教師は何故か朱音に気づかない。

結局朱音は入学式が終わるまで四人の看病に追われていた。










「はぁぁ……酷い目に遭ったよ……」


「災難だったわね。でも教師にも気づかれないってすごい確率だわ」


場所は変わって教室。スキル学校には政府がお金を出していることもあってとても綺麗だ。

そんな教室の中で朱音が苦労を滲ませた声色で一人愚痴り、瑞葵がそれに応える。


「瑞葵……見ていたなら助けてくれてもいいじゃーん」


朱音が非難の眼差しを向ける。


「嫌よ。何で自分から面倒な事に首を突っ込まないといけないのよ」


瑞葵は非難の眼差しをしれっと受け流して言う。


「おいおい瑞葵。それは流石に酷いと思うぜ?」


「あ、朝の変態野郎くん」


二人の会話に割って入ってきたのは編入生の彰。

朱音は朝の出来事があったため、若干彰から距離を置く。


「う……否定できないけど、もっと他に呼び方なかったのか?」


「無いね。そもそも私は君の名前を知らないし」


知りたくもないと思ったのは朱音だけの秘密だ。

しかし目の前の男の名前を知らないのも事実。

なので朱音は、変えてほしければ名前を教えろという意図を込めて言った。


「確かにそうだな。俺の名前は上中彰(かみなかあきら)。朝のことは本当にごめん!」


「……ねえ、瑞葵。もしかしてコレってしょっちゅうあんな事をやってるの?」


「……何で分かるのよ」


若干、憮然としながら訪ねる瑞葵。


「いやぁ、なんかやけに謝罪しなれてるって思ってね」


そうなのだ。

彰は謝罪と共に勢いよく頭を深く下げたのだ。

しかも、言い訳をする事なく。


明らかに謝罪の仕方が分かっている。


「そうよ。彰は私が中学に上がった頃から何故かあんな事をやり始めたわ」


「うーん……それは明らかに怪しいね……大丈夫、体?」


「ええ。何とか最悪の事態は免れてるわ」


最初にも言ったが、ここは教室。多数の生徒が集まる場所だ。

そんな場所であんな会話。

早速女子たちが彰から距離をとり始めている。


「あ、あのー、お二人さん?その話題はもうそのくらいで……」


その事に気づいた彰が何とか話を断ち切ろうとする。


「何言ってるのよ。繰上もアンタの被害者なのよ。私の経験上、アンタのアレは続くわ」


「え、マジで……?ちょっと本当にどうしてくれるのさー。責任取れるの?」


しかし瑞葵は周りが見えていないのか、更に誤解を招く発言をする。

一方、朱音はちゃんと気づいているが、彰の事を許したわけじゃ無いので敢えて誤解を招く言い方をしている。


「ちょっ!!本当にやめてー!!誤解だから!本当に誤解なんだって!」


叫び始める彰。

しかし、その言葉がいけなかったのか突然、バン!と机を叩いて立ち上がった男子生徒がいた。

その顔は赤く染まっており、明らかに怒っている。


その男子生徒はツカツカと音を立てながら彰の方へ詰め寄る。

そして彰の胸ぐらを掴んで一言。


「俺と決闘しろ!!」


突然の決闘宣言で教室が唖然としている中、一人の女子生徒が口元を歪ませて笑っていた。

………気がした。

いかがでしたでしょうか?

とりあえず朱音の性格はイジる側のキャラなのでイチャイチャするならこうかな?と思いながら書きました。

そのうちイチャラブなしで戦闘ばっか書きそう……



面白いと思った方は、『ブックマーク』や下記のポイント評価を押していただけたら幸いです。面白くなかったら容赦なく星1にでもしてください( ; ; )

またアドバイスも是非。

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