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褒めて生きる 3

友達になるべきか、ならないべきか。


迷っていた。


褒めすぎるから。


全然、けなしてこないから。




家に誘われた。


家にトランプしに来ないかと、誘われた。




立派すぎるマンションだ。


♪ピンポン


「いらっしゃい。いいシャツ着てるね」

「あっ、うん」


やっぱり、すぐに褒めてきた。


「いいチャイムだったでしょ。このチャイム、気に入っているんだよね」

「そうなんだね」


褒めを軸に、話を進めている。


素晴らしい。


「早速、トランプしようか。トランプって、絶妙な枚数だよね。ちゃんと計算されているよね」

「うん、確かに」


今のところは、気持ちがいい。


学校以外がこれなら、友達になってもいい。


「友達という概念。トランプという概念。なんかいいよね」

「う、うん」


私は、ためいきをついた。


私が苦手なものは、相手を無視した相槌。


そして、むやみやたらに、概念という言葉を使う人だ。


一気に、友達熱が冷めた。

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