読みやすい文体を自分なりに書くためには
[注!]
個人的な観点からの説明となります。
それでは、どうぞ。
はい、どうも。
今回は、『読みやすい文体を自分なりに書くためには』について。
▪▪▪
1 物語の設定はきちんと決めておく
「文体の書き方に関係無くね?」と思われますが。
これは、『物語の基礎部分』に値する面が強いのできちんと決めておく必要があります。
いかに基礎部分があやふやになると、物語に矛盾が出来やすくなります。
極端な例ですが、剣士として現れた重要なモブキャラが魔法使いになって現れるとします。
「いやいや、あのキャラは剣士やろう (笑) 」とつっこまれますし。
▫▫▫
1-2 用語は理解しやすい言葉で伝える
例を言った方が分かりやすいと思うので……
『国防軍 国家存続特攻特殊部隊 前哨派遣第5チーム』
『国防軍 特攻部隊 第5チーム』
……はい、大体 (意味合い的に) 似たようなチーム名にしましたが、皆様はどちらが『用語』として分かりやすいですか?
まあ、後者が分かりやすいと答える人が多いとは思いますが。
(どうでしょうか)
長い名前を付ければ「カッコいい!」って思われますが、それを小説に組み込むと、ちょっとくどい感じになってしまいます。
短めの名前で、意味も分かりやすい。
それが一番ベストと言えると思います。
▪▪▪
2 小説の書き方について
これは『僕らの夢は~』を元に話しますが……
基本、「会話主体」。
会話の合間の『地の文』で、なるべく情景を出せるようにしています。
(……まあ、会話主体は処女作を元にしていますが)
で、なぜ自分の長編は会話主体なのか。
言ってしまえば「キャラ同士が喋るのを前提」で書いているから。
一人の登場人物の目線で動かしている小説は、大体『短編』。
数多くの登場人物を擁する長編では、私個人としては「会話主体」として、地の文はなるべく合間にやるようにしています。
地の文に関しては、やはり書いてみなければ上達はしませんがね…… (苦笑)
▫▫▫
2-2 文の詰めすぎ、空けすぎはどちらも読みづらい
適度に改行しましょう、と思っている私ではあります。
詰めすぎに関しては……
「どこで会話や場面が途切れるんだ?」
「詰めすぎで文字がチカチカする」
逆に改行の空けすぎ (大体3~4行程空ける) は
「スクロールが疲れる」
と思ってしまいます。
改行は、2行までにした方が良さげです。
▪▪▪
2-3 地の文に用語の余計な説明を入れない
これも『僕らの夢は~』でやっていますが。
本文で、新しい用語が出てきたりしますよね。
……それ、地の文に説明を入れてはいませんか?
例えば
▫▫▫
(前者)
彼は、特殊部隊出身でかなり手強い相手だ。
その特殊部隊っていうのは、国防軍にある機関である。
かなりのエリートで構成されていて、だからこそ手強いと言える。
それを今から相手にするのか。
(後者)
彼は、軍の特殊部隊出身だ。
あそこはエリート集団って言われている。
そんな手強い奴を相手にするのか。
▫▫▫
……はい、どちらが読みやすいでしょうか。
文字の配列を変えるだけでも、かなり短めになって分かりやすくなります。
なお、用語の説明はまた別に置いてると良いかもしれません。
▪▪▪
はい、とりあえずこんな感じになります。
参考になれれば、と思います。
それでは。
読んで頂き、ありがとうございました。