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なろうラジオ大賞3

天国チンチロ 救世主たちの退屈なサイコロ遊び

掲載日:2021/12/12

 ここは……天国……っ!

 雲の上……っ! 何もない……っ!


 見渡す限り真っ白……ホワイトキャンパス……っ!

 そこで二人の男がチンチロにいそしんでいた……っ!


「はぁ、平和だねぇ」

「だよな。ここ天国だもんな」


 退屈そうに雲の上に寝そべっる二人の男……っ!

 一人はパンチパーマ。

 もう一人は長髪の長いひげ。

 明らかにカタギではない風貌……っ!


「ねぇ、そろそろ飽きたんだけど。

 お菓子以外のもの賭けない?」

「その場で消費する物じゃないとダメだよ」

「はぁ……パチンコもスロットも飽きたなぁ。

 交換できるの全部お菓子とかなんだもん」

「もうちょっと刺激が欲しいよね」


 そう言って苦笑いするパンチパーマ。


「ねぇ……下界ってどうなってる?」

「まーた人間同士でのいざこざが始まりそうだぞ」

「下界の様子を眺めてた方がよっぽど楽しいよね」

「ああ……飽きないよな、ほんと」


 呑気に雑談する二人だが、つい先日この話題を話したばかり……っ!

 忘れている……っ! 忘却!

 同じことの繰り返し!


 ひたすら続く平和な日常が記憶を薄れさせる……っ!


「それにしても不思議だよな。

 なんで下界の連中って、

 俺たちにサイコロふらせようとするの?」

「さぁ、何でだろうね? 僕には分からないなぁ。

 あっ……またションベンだ」

「じゃぁこのうまい棒は俺のものってことで」

「明太味は取らないでね」

「分かったよ」


 二人の間で最近ブームなうまい棒……っ!

 ひそかなブーム……っ!


「ねぇ、久しぶりに地獄巡りしない?」

「いいねぇ、サタンにも会いたいし。

 最近、悩んでたから話を聞いてやらないと」

「ほんと仲いいよね~」

「同僚のメンタル調整も仕事のうちだよ」


 そう言ってロン毛はゆっくりと立ち上がって、服に着いた雲を払い落とす。

 白い雲も天空ではただのスス同然……っ!


「地獄って面白いよなぁ」

「なんでだろうね?」

「多分だけど……アレがあるからだろ」

「ああ……アレね」


 天国にはなく、地獄にはある物。

 それは……ざまぁ!


 地獄に落ちた罪人たちが苦しむさま……っ!

 それはまさしく……ざまぁそのもの……っ!


 愉悦っ! 圧倒的愉悦……っ!


 罪人たちが苦しむさまを見て楽しむのは人のさが……っ!


 二人はエレベーターで地獄へと向かうっ!

 会いに行く! サタンに! 閻魔大王に!

 手土産を持って……っ!

 天国にしかない飴玉を大量に……っ!


 この話はおしまい……っ!


 退屈……っ! あまりに退屈なお話……っ!

 まるで天国のよう……っ!


 おしまいいいいいいいい……っ!

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― 新着の感想 ―
[一言] あ、パンチとロン毛の…(察し) 子どもの時、どんぶりとサイコロセットでテーブルゲームのおもちゃ売り場で買いました。一番安かったので。
[良い点] >一人はパンチパーマ。 >もう一人は長髪の長いひげ 聖なる☆を抱く方々……っ! >それは……ざまぁ! ざまぁかよ……っ!
[良い点] ズルいオチ!笑 まあ、天の神様の言うとおりって言いますからね。 てか、あんたらがそれ言っちゃダメなやつ!笑
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