プロローグ
お久しぶりです。
エタってしまい申し訳ありませんでした。
リハビリがてら新作をのんびりと投稿していきますので、よろしければ読んでやってくださいまし。
これはとある異世界の物語。
ある一つの大陸があった。その星において広大な面積を占めるその大陸の名前は、ウォービッグ大陸。
豊かな緑に澄んだ水、豊富な資源に溢れたその大陸は多くの都市が発展しそこに住む人々も活気に溢れていた。
そして、その大陸を分割するように多くの国が、、、あるわけではなかった。
この大陸には一国しかなかったのである!!!
その国の名はアールカ王国。内包するいくつもの領はそれぞれ貴族による統治が行われている。王権という中央集権でありながら奇跡的なバランスによって大規模な内乱も外部からの侵略もおこらず、かつ平和による人口の飽和も食料問題も何故か起きないまま幾年もの歳月を経て現在に至った、まさに奇跡の大国であった。
そんな王国が誇る大陸の中心地、王都シュトーは人、物、食、芸術、全ての中心地でもあった。
正門前に広がる商い通りには様々な人種が行き交い、客を呼び込む商人達の声が飛び交う。
雑多な街がみせるのは世界、大陸の中心地であるという顔。何かを手に入れたい時には王都シュトーは行け、という言葉が国民の共通認識である程、その都は栄えていた。
余談であるが、その繁栄の背景には王都から各領地へと続く街道があった。街道は馬車や人が詰まることがないほどの車幅があった。それらは人々がスムーズに通れるように整備されていた。
それぞれの道の先は王都を囲むように広がる貴族領である。そしてその街道は頻繁に馬車が行き交う為、他領の人々も気軽に王都へと足を運ぶことが出来た。
さらに余談だか小さい領地などはない。王都を囲む各々の領地の先は海。
広大な大陸であって、領地もスケールが大きいのである。
話を戻そう。シュトーの商い通りを抜け住居街、出張貴族の住む貴族街のさらにその奥、まさに栄華を極めた全ての中心に聳える白亜の城。
王城アールカ城、その中の謁見室がこの物語の舞台である。
続きが気になる、面白かったと思って頂けましたら、拙作を評価して頂けますと幸いです。