日常2
今回短めです……
side春華
私、天使春華は今日から晴れて高校生になる14歳
両親を亡くし、私を引き取ってくれた叔父さんの兵藤冬樹との二人暮らし。
叔父さんと言っても24歳と若く、私が小さい頃よく遊んでくれた。なので彼を叔父さんと呼ぶのは少し抵抗があるので昔から呼んでる「ふゆにい」というあだ名で呼んでいる
そして私はそんな彼に淡い想いを寄せている。
でもこの想いは彼に伝えてはならない……きっと彼を困らせることになるから……
親を亡くし、身寄りを失った私を自分の大学生活を捨ててまで育ててくれた彼にこれ以上迷惑をかける事は出来ない……でも、やっぱり苦しいよ……ふゆにい
「春華ちゃーん!!おはよ!」
物思いにふけっていると元気な声と共に私に駆け寄ってきた1人の女の子。
「あ、空ちゃんおはよー」
声の主は紅 空ちゃん。
私の中学校からの友人である。幼い顔ながら出るところはしっかり出てて凹凸のある素晴らしいプロポーションに加えて明るく、誰にでも分け隔てなく接するから男女共に人気が高い
「むむむ……春華ちゃん……なにやら難しい顔をしておられるが、いかがなさったのかな?」
「空ちゃんキャラが迷子になってるよ……えっと、私そんな変な顔してた?」
「うん。変じゃないけどなにやら悩んでるような顔。はっ!もしかして男!?」
「ちがっ、誰もふゆにいの事なんか考えて……あ」
まずい、やってしまった
「え!?だれだれ!?その『ふゆにい』っての!?」
「な、なんでもない!私が小さい頃よく遊んでくれてた幼なじみ!!それだけだよ!」
「え〜?ほんとにござるか〜?」
いや、だからキャラがぶれてるって空ちゃん……ってそうじゃなくて
この流れはまずい
「ほ、ほら!早く行かないと入学式遅刻しちゃうよ!!」
「あ、待ってよ〜春華ちゃ〜ん」
こんな友人との他愛もないやり取り、当たり前の日常
でもそんな当たり前が私にとってはかけがえのない宝物……そんな素敵な宝物を私にくれた「叔父さん」に私は恋をしている
うーん、小説って自分で書いたものを読み返すって物凄く恥ずかしいですね
この前自分の書いたものを読み返して軽く悶えました
という訳で今回は春華ちゃん視点のお話でした
いかがでしたでしょうか……?(震え)
率直な感想等頂けると幸いです