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1話 どうしてこうなった

顔面は平均、テストはいつもワースト10入り、若干中二病が入っている16歳 富樫 進は憂鬱であった。何故ならば、遂に本日夏休みという人生の休憩時間を終え、二学期という地獄に進まなければいけないからである。

始業のチャイムと同時に教室に駆け込み、鞄から教科書を出して、やるページを開けた瞬間に寝る体勢に入る。これが進の特技である。だがしかし、最近はその特技が発動されない。

何故ならば俺の数少ない女友達、霧岡 紗希が自作の脇腹こそぐり棒で妨害してくるからだ。

「またすぐ寝ようとする〜!」

「これは俺の唯一の特技なんだ!許してくれ!」

「ふっふっふー。私の特技は嫌がらせだよっ!」

「いや、そんなえげつない趣味堂々と語られても困るんだが…」

まあ、いつもこんな感じの会話なのだが、周りの視線が怖い。

何故かと言うと「霧岡さんは学校の癒しだ!」とか「霧岡さんを見るために学校に来ているんだ!」とか平気で言う相当気色悪いファンがいるほどの黒髪美少女だからである。

なのでたまに放課後に他学年の男子に屋上に呼ばれて喧嘩を仕掛けられることもある。まあ瞬殺で倒すのだが。それはさておき自分にはもう1人親友と呼べる奴がいる。今俺の横で授業中にもかかわらずゲームに没頭している筋肉馬鹿、茂山 鋼だ。こいつとは幼稚園からの知り合いであり、家も近くなのでたまに遊びに行っている。そこそこ信頼しているやつだ。

まあこのように友達も数こそ少ないが存在はしているので学校が居心地が悪いとはあまり思ってはいない。

 

 ――――――――――――

 気がつけば午前の授業が終わっていたようだ。

 隣で紗希が膨れている。

「なんでこそぐっても起きないの!!普通みんな起きるよ?」 

「昨日徹夜でゲームしてたんだから仕方ないだろ?なぁ鋼よ。」

 「おう、そうだよ。マルチじゃないと倒せないんだから仕方ないじゃないかー」

 「いや、そんな二人で力説されても…」

若干紗希が引いている(笑)

こんな感じで昼飯を食べていると、天井から魔法陣のようなものが降ってくるのに気づいた。


何故か咄嗟に体が2人を庇っていた。

「全員逃げろ!!」

しかし間に合うわけもなくクラスメイト全員魔法陣に呑み込まれた。

 

目を開けるとそこは石で出来た通路だった。死んではいないみたいだ。

周りを見渡すと誰もいなかった。

 1分ほどあたりを歩いていると視界にテロップが流れてきた。

 《すいませーん。この世界の神やってるんだけど君だけ転移場所間違えて迷宮に送っちゃった(・ω<) テヘペロ他のクラスメイト達はククリート教会っていうところに送ったから頑張って自力で戻ってね(笑)あと、君達をこの世界に送り込んだのは邪神を倒して貰いたかったからなんだ。だからもし倒したら元の世界に戻してあげるから頑張ってね!

 

 

あと、ステータスって念じればステータス出るから見てみてねー♪

  神より》

 なんだこいつめっちゃ腹立つやん。俺だけ迷宮でスタートとかイジメか?イジメなのか!?

 だが、邪神倒さなきゃ帰れないのは事実っぽいな。とりあえずステータス見よう

――――――――――――――― 

 富樫 進

年齢 16歳

level 1

職業 勇者

装備 ナイフ  

筋力 200

敏捷 200

防御 200

魔防 200

魔力 250 

能力 全言語習得、気配察知、睡眠学習、魔物吸収    

―――――――――――――――

まあ、ステータスが高いのか低いのか分からないが出口を探そう。

1分ほど歩くと猪みたいな生物が突然突進してきた。 

とりあえず避けつつナイフで切りつけてみた。致命傷にはならないもののある程度効いているようだ。単調な攻撃しかしてこないのでこれを数回続けると断末魔の叫びをあげながらイノシシもどきが倒れた。

もう1度ステータスを確認しよう


 富樫 進

年齢 16歳

level 3

職業 勇者

装備 ナイフ  

筋力 700 +50

敏捷 700

防御 700

魔防 700

魔力 850 

能力 全言語習得、気配察知、睡眠学習、魔物吸収《ラビリンスボア1体、》

突撃Ⅰ 

 ―――――――――――――――

なるほど、魔物吸収は要するにポ○モンの努力値みたいなものか。あとは魔物の特技を奪えるみたいな感じかな?

とりあえずステ上げの方法は理解した。

紗希達がまあ若干心配だが死んだら元も子もないから進もう。

そうして進は奥へ潜っていく 

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