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プロローグ
「……どっかに面白い出来事、転がってないかなぁ」
誰が聞く筈も無いと分かっていながらも、時間の神様はそうつぶやいた。彼女は孤独だった。ずっと一人で生きてきた。彼女は退屈だった。与えられた時間の矛盾の仕事を淡々とこなし、永遠とも呼べる時間を生きる。彼女は少女だった。あらゆる時間を自由に行き来してきた彼女の体は、老いを知らない。彼女が、全ての時間を制御する時間の神様だから、だ。
しかしやがて彼女は、ひょんなことから偶然出会った少年との出会いで、少しずつ変わっていくのだった……。




