タイトル未定2026/06/18 22:39
まとまりのないエッセイ。
冷静に考えると「会」ではない。一人で喋ってるだけだからどちらかというと「貝」に近い。
中高で吹奏楽部に入っていて、大学では入ってすぐに辞めて、2年前に再開した。高校の時と同じ楽器だ。社会人吹奏楽団に飛び込み、実に7年ぶりにその楽器を吹いて、吹奏楽コンクールに出た。
その楽団に入ったのは、本当になんとなくだった。彼氏と別れて引っ越しをして、元彼以外の人間関係があまりにもなさすぎることに気がついて、とにかく何かの団体に所属しようと慌てて楽団を探した。近隣の市町村+吹奏楽団で検索して、たまたま最初に出てきた楽団の見学に行った。
練習に行ってびっくり、すごくレベルが高かった。少人数だったけどアンサンブルができていて、人数以上の響きと音量があった。自分この中に入って大丈夫かな……とすごく不安になったけど、楽器を貸してくださるというので入団することにした。
楽器を用意してもらった日の合奏は、すごく楽しかった。音の出し方とか運指とか楽譜の読み方、何年経っても意外と覚えているものだ。自分がまた吹奏楽やってることが嬉しくて仕方なかった。
けど、同時にすごく不安でもあった。入団したのはコンクールまであと二ヶ月ちょいという時期で、どう考えても周りとレベルが違いすぎる。(しかも、他の人たちはみんな強豪校出身だけど、自分は中高弱小だったのだ)
自分の楽器は運搬が結構大変で、練習のたびに運搬だけでゼイゼイ言っていた。重たい楽器を運んでいる時は、正直吹奏楽を再開したことを若干後悔していた。けれど、自分のために楽器を探して、借りてきてくれた方のことを考えると、絶対に裏切るようなことだけはしたくないと思った。
だからカラオケボックスとか練習場にいっぱい行って個人練習したけど、いつ「コンクール出なくていいよ」とか言われるかとすごく怖かった。指揮者先生が皆に「良い仕上がりになってるから、このまま頑張りましょう」と言っていた時、その中に自分も含まれているとはどうしても思えなかった。最初の一音を外したらどうしよう、自分だけ音がはみ出たらどうしよう、クビになったらどうしようの不安から逃げるために練習していた。
あれから二年近く経ったけれど、自分だけ下手である負い目は未だになくならない。自分は皆よりずっと下手なんだから、皆の二倍も三倍も練習しないといけないのだ。
でも、練習するのは楽しい。吹き続けるとだんだん滑らかになってくる音の出だしも、万物の祖(だと勝手に自分が思っている)、ロングトーンをひたすらやる時間も、新しい音階や譜例にチャレンジするのも。うたもの(ゆったりしてて有名なメロディとか)を吹いている時の音が、最近なかなか良い感じじゃない? と思う。ちょっと前まで爆裂スランプだったけど、解決の糸口を見つけた気がする。こうやって吹いた方が良いんじゃないかな、とか、うまく吹けない理由はこれじゃないかな、って自分で発見するのがとても楽しい。
吹いている時の音がいい感じに聞こえると、テンションとモチベーションがかなり上がる。自分、もしかして、上手くなったんじゃないですか!?? って思う。
でも、録音するとものすごく汚くて、不安定な音なので、またがっかりする。さっき良く聞こえたのはまぼろし……。延々とその繰り返しなので、最近少し個人練や合奏の録音を聞くのが怖い。どうかスマホの性能の問題であってくれ、としょうもないことを願っているけれど、絶対悪いのは自分の音の方だ。
コンクールまであと一ヶ月ちょっと。練習を真面目にやっている自信だけはあるけど、「やってる感」だけで満足するのは無意味だと思う。毎回練習に来る下手よりも、数えるほどしか来られない上手い人の方が重宝される世界だ。認められたければ、上手くなるしかない。
引き続き、頑張ります。
楽団4つもかけもちして、最近さすがにちょっと疲れたので、吐き出したくて書きました。意義は特にないエッセイです。




