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本文 6/10

「次はお前たちだ」


35歳のボクの、その言葉の後ろで、42歳のボクは倒れ伏していた。

会話などなく、静かにその命は葬られた。

ただこうして現実を見て、初めて思うことがある。

曇り切った(まなこ)が自分の声しか聞こえていない耳が。

なぜ殺してしまったのかと、その理由を求めている。


「なんで殺したんだよ......」


「お前もあんな大人になりたくないんだろ」


デスゲームで人を殺す理由を問うほどに、無意味なことはないだろう。

それでも.....。


「少しぐらい、話せばよかったじゃないか」


......その思いを、留めることはできなかった。


時に、対話とはなんだろうか。

人は何のために話し合うのだろうか。

嘘も交えることがきる言葉で

本心も曖昧にできる言葉で

会話を成す意味などあるのだろうか。


「デスゲームで殺す理由を話し合うとか、馬鹿馬鹿しすぎるだろ」


35歳のボクは、口より饒舌(じょうぜつ)な刃をこちらに向けている。


「人は話し合わなきゃいけない、と僕は思っている」


25歳のボクは、向けられた刃に会話で渡り合った。


「どうせ理解できないだろ?」


「会話以上に理解し合う手段などない、と僕は確信している」


「どうせ俺の感情なんて伝わんないんだろ?」


「確かめる手段があるのなら、最初から伝える意味なんてない、と僕は確信している」


「言葉は不器用で不十分だ」


35歳のボクはさっき『お前もあんな大人になりたくないんだろ』と言った。

そうか、35歳のボク『も』42歳のボクみたいにはなりたくなくて。

きっと、デスゲームを終わらせたいというのも、嘘なのかもしれない。


「言葉は不器用で不十分......」

「それでも、言葉以上の深い触れ合いはこの世にない、と僕は確信している」

この物語はボクの備忘録なのかもしれません。

忘れたいほどに辛いことも、

忘れないように書き留めておかなければ、

本当に忘れてしまうような気がして。


ただ、登場人物の思想のぶつかり合いのせいで

これまた、本筋から離れていきそうになるw


////// 概略 //////


未来の自分自身と運命を奪い合うという舞台で書いています。

```

「そして私の手の中にあるこれが、あらゆる因果を断ち切るナイフでね。たとえば、これで未来の自分を殺せば、その未来に辿り着くことはなくなる。また、過去の自分を全員殺せば、今までをやり直すことができる」

```

という感じで。デスゲームが始まりました。

プロットがあるので、ストーリーと結末は決まっているのですが。

なんだか、登場人物たちが暴れまくるような。。。

小説を書くのを夜のルーティーンにしようと思います。

これから毎日少しずつでも書いていきます!


登場人物:

- ボク(15歳)<- 主人公

- 僕(25歳)

- 俺(35歳)

- 私(42歳)<- デスゲーム主催者


猫ロ眠@囚人Pの作品群をリスペクトしています。

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