後日談(構成および設定資料)
よすがです。
最後に後日譚として、この物語の設定と構成について書き残そうかなと思います。
皆様が、何か書き物をするときの参考になることを願います。
まず、構成について。
構成は、シナリオセンター方式です。
(だいぶ省略しているので、もどきですw)
面白いですよね。
書き物って100%感性かというとそうではないんですね。
シナリオセンター方式という理論があるんですよね。
まぁ実際、僕が昔に作ったマダミス7作品のうち1作品はこのシナリオセンター方式で。
あとはすべて感性ではあるのですが(当時は知らなかった)。
『構成から心情読解へ、メッセージ性』
シナリオセンター方式の要点を掻い摘みます。
1つ、テーマは一言で、かつ明示してはならない。
1つ、欲望は試練を受けて渇望へと至るべし。
1つ、登場人物の性格ではなく、その考え方を変えるべし。
『1つ、テーマは一言でかつ明示してはならない』
なんとですね、シナリオセンター方式では、物語のメッセージ性を明示的に書いてはいけないんですね〜
明示的に書かずとも伝わる作品が、良いと評価されます。
この物語に込めたひとことのテーマは『未来に誇れる今を創れ』というものでした。
それに似たメッセージが伝わってると嬉しいな。
実際に感想をいただいたのですが、似たメッセージ性が伝わってて嬉しかったです。
すこし、話の腰を折って『未来に誇れる今を創れ』について話しましょう。
この言葉は、2013年10月に放送されたTVドラマ『安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜』の言葉です。
AIを開発した博士が死に際に、安堂ロイドというAIに残した言葉になります。
ストーリーは忘れてしまったのですが、この言葉だけは、当時中学生だった僕の耳に残りました。
なんか、ありますよね〜。昔に聞いた今でも忘れられない言葉というのは。
最高の言葉です。
テーマ(メッセージ性)がきまったなら、それを伝えるための設定を考えています。
厳密には、シナリオセンター方式では、テーマを決めずに書いても、また書いている途中で変わってもいいとされています。
そんなこんな色々練っているうちに、時間軸が違う同じ人生の人間を登場させる発想になりました。
でも、それだと、同じような人格になってしまう。
ゆえに、記憶喪失と人格消失があるという設定にしたんですね。
そして、それを可能にするのが、あらゆる因果を断ち切るナイフ。
このナイフはある作品からインスピレーションを受けています。
奈須きなこの作品『空の境界』。
その主人公の「直死の魔眼」。
万物の死の線(死線)を視て、概念的な破壊すら可能。
虚構は最高です。
これまで読んだ虚構は僕の中に生きている。
『1つ、欲望は試練を受けて渇望へと至るべし』
これは単純です。
「〜したい」という感情を「〜しなければならないんだ」という感情に至るプロセスを描く。
そして、それもすべての登場人物で。そうすると、葛藤があったりするよね、と。
僕はここを簡略化して主人公しか描いてないのです(泣き顔)。
今度書くとしたら、ここも上手く練りたいな〜と思いながら。
この物語では
「選択できないけどできない」という感情を「選択しなければならないんだ」
というプロセスで書いてみました。
『1つ、登場人物の性格ではなく、その考え方を変えるべし』
シナリオセンター方式では、
登場人物の性格が変わると感情移入できない、
でも考え方が変わるのは感動の要素たり得る。
という感じの解釈だったと思います(詳しくは覚えていない)
この物語でいうと、
主人公のボクが戦うと覚悟してそれでも『敗因は選択したことだ』と言われて、辛くなっているのが、
考え方が変わって『選択』したが、性格は変わっていないので、辛くなっているという感じです。
ここらへんも表現が甘いことろがあります。
ラストスパートは駆け上がりすぎて、若干の人格破綻が起きているかと思われ......。
次回があれば、ここを良くしていきたいですね。
あと、秀逸な代表例をひとつ挙げておきましょう。
プロジェクトセカイ・カラフルステージより、
イベント『傷だらけの手で私たちは』(余花にみとれて)
このストーリーで、絵名が瑞希を救うシーンで。
瑞希の性格は変わっていないが、瑞希の考え方が変わり、救われている。
その描写がとても緻密に繊細に綴られています。
ぜび、新たな視点でも楽しんでみてもいいかもしれません!
ということで、最後にこの物語の設定へ。
15歳 ボク
19歳 ボク(主人格)と僕(サブ人格)が誕生
20歳 ボクの人格が消失(因果を断ち切るナイフに知らずに触れたため)
25歳 僕(ナイフの研究をしている)
30歳 僕の記憶喪失(因果を断ち切るナイフに知らずに触れたため 2回目)
35歳 俺(生きる術を知らないので盗人になっている)
40歳 記憶と人格の完全復活と統合(触れた程度では完全に無くなるには至らなかった)
42歳 私(統合され私という人格と記憶が構成。ナイフを研究を引き継ぎ、最高峰の研究者となった)
なにがどうしてこうなったまでの詳細は、詰めれてなかったというw
それでも、とりあえず僕のメッセージ性が伝わったのでよかったw
そういう意味では僕に文才があったのかもです(てへ)。
ということで、このような後日談まで読んでくださった皆様方、ありがとうございました。
みなさまがいるおかげで、いろんな世界が、僕の世界が回っております。
その礼を込めて、みなさまが助けを求めてくださった際には、恩返しをしたいです。
ありがとうございました!!!!!




