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1つお話をしよう。

人は誰についていくのか、というお話だ。

力ある者なら金のある者に(つか)えるだろう。

金ある者なら知恵や才能ある者に従うだろう。

じゃあ、そんな才人は?

知恵や才能ある者は、夢あるやつについていく。


でもこの世界は普通じゃない。繰り広げられるは、デスゲーム。

もし、そんな世界で綺麗事や戯言(たわごと)

愚かにも現実を見てもなおも、素直に願う人がいるなら

きっと滑稽に映ってしまうことだろう。


ここでは力こそ絶対で。

そして、その力の象徴が、25歳のボクの手に握られている。

あらゆる因果を、運命を断ち切るナイフ。

ボクは20歳で人格を失い、30歳で記憶を失い、そして42歳で悟り沈んだ大人になるという。

それがどれだけ受け入れ(がた)くても、ボクには、否定できる力がないんだ。


「15歳のボク。いや、フィアンセ。君のことは必ず守るから」


みんなが呼吸を静めていく。

やがて、ずっと聞こえたていた呼吸音が止まり、静寂が訪れた。

それを合図に、戻ることのできない命の奪い合いが始まった。


「うらぁぁぁあああっ!」


未来が変わるだけで良かったのかもしれない。

過去なんて変えなくても良かったのかもしれない。

残っていた一抹の罪悪感を消し飛ばすように35歳のボクは叫んだ。


25歳のボクの喉元に、ナイフが迫る。

そのナイフと喉元の間に、咄嗟に右手が構えられる。


「うっ......!」


ナイフは(てのひら)から甲を貫いた。

うめき声と滴り落ちる血液が、リアルな命の実体を(かたど)っていく。


苦痛に歪んだ表情を尻目に、ナイフがボクの喉元に向かってくる。

それも、25歳のボクの左手に庇われる。


「うぐっ......」


25歳のボクの両手は使い物にならなくなった。

なんの(たばか)りも持ち合わせていなかったのだ。

まるで、散る命が美しいかのように、その姿を晒しているだけだった。

救ってくれるという綺麗事の(かた)りに、ボクは(かた)られているようで。


「君といた時間は楽しかった、と僕は伝えたいっ」


25歳のボクの右腕が断裂する。


「君がだいすきだと、僕は伝えたいっ」


25歳のボクの左腕が断裂する。


「どんな運命も否定しなくてもいいんだよ。だって━━」


25歳のボクの喉元が切り裂かれた。

続く最期の言葉が、聞こえることはなかった。

そして、ボクは、あのような、訳のわからない25歳の大人に到達することはなくなった。

次回、最終決戦。

「ボク vs 俺」?????


あとは、最終回で語り合いましょう。

語るに騙られ、騙りに語られる。

すべては虚で。これぞ虚構。いざフィクションの世界で。


////// 概略 //////


未来の自分自身と運命を奪い合うという舞台で書いています。

```

「そして私の手の中にあるこれが、あらゆる因果を断ち切るナイフでね。たとえば、これで未来の自分を殺せば、その未来に辿り着くことはなくなる。また、過去の自分を全員殺せば、今までをやり直すことができる」

```

という感じで。デスゲームが始まりました。

プロットがあるので、ストーリーと結末は決まっているのですが。

なんだか、登場人物たちが暴れまくるような。。。

小説を書くのを夜のルーティーンにしようと思います。

これから毎日少しずつでも書いていきます!


登場人物

- ボク(15歳)<- 主人公

- 僕(25歳)

- 俺(35歳)

- 私(おそらく42歳)


猫ロ眠@囚人Pの作品群をリスペクトしています。

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