表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

✒ 魔獣の襲撃から集落を守れ!


──*──*──*── 集落


 貧しい≪ 集落 ≫に危険を知らせる鐘のが鳴り響く。


 魔獣ジエンダの大群が≪ 集落 ≫に向かってているのだ。


 魔獣ジエンダの大群をひきいている存在がた。


 1体の魔族ディモムすうたい悪魔デモンを引き連れ、魔獣ジエンダの大群をひきいている。


 ちなみにだが、1体の魔族ディモムすうたい悪魔デモンはセロフィートが用意した〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉ではなく、不浄からまれた正真正銘,ガチもん魔族ディモム悪魔デモンである。


 セロフィートが古代エンシェント魔法マジックを発動し、魔獣ジエンダの大群を≪ 集落 ≫へ集めているとき──、別の場所に在る≪ 集落 ≫が1体の魔族ディモムすうたい悪魔デモン魔獣ジエンダの大群に襲撃されようとしていた。


 そんな事態が別の場所で起きている事を知らない導師マオは、立ち寄る予定の≪ 集落 ≫に向かって走っていた。


 かに魔獣ジエンダの大群が古代エンシェント魔法マジックちからで召喚されたのだ。


 召喚された魔獣ジエンダかずは、1000体を軽く超えていた。


 導師マオは走りながら、しろぶくろから愛剣をすと、元素エレメント魔法マジックを纏わせる。


 ウィンド魔法マジックく使い、身体からだを浮かせると抜群のバランス感覚でウィンド魔法マジックを操り、魔獣ジエンダの大群の中へ突っ込んで行く。


 地に足を付けず、ちゅうに浮いた状態で器用つ、スピーディーに魔獣ジエンダつぎ(つぎ)に倒して行く。


 大陸神のつかいにふんするキノコンは、安全な場所を確保したあと、先端がひかる杖を振りながら合図をして、分身たいしゅうみん達の避難誘導をさせている。


 セロフィートは魔族ディモムかずを減らす為、熟睡スリープ魔法マジックを使い眠らせたあと、〈 (原質)(みなもと) 〉へ変換している。


 なんまえれもなく突如として現れた魔族ディモムの大群をまえにパニクっていたしゅうみん達は、さっそうと現れたも知らない不思議な能力ちからを使う2めいの人間と奇妙な見た目の生物に救われる形となった。











導師マオ

「 これで最後だなっ!

  ──ふぅ~~~~。

  随分とかずが多かったな……。

 ( セロめぇ~~。

   『 ほど(ほど)にな 』って言ったのにぃ!

   文句言ってやらないとだ! )」


セロフィート

「( 上出来かな。

   あんなに多くの魔族ディモムを集めるつもりは無かったんだけどね──。

   マオが大活躍する事が出来たし、結果オーライかな )」


導師マオ

「 セロの奴ぅ~~るんだ? 」


 セロフィートの古代エンシェント魔法マジックが発動したとき──、まさに≪ 集落 ≫をじゅうりんしようと進行していた魔族ディモム悪魔デモン達だったが、後ろを歩いていた魔族ディモムの大群がこつせんと姿を消してしまった事で、まどった魔族ディモム悪魔デモン達は魔族ディモムの大群が無い状態で≪ 集落 ≫を襲撃する事態となったのだった。


 ちなみに魔族ディモム悪魔デモン達に攻め込まれ、襲われた≪ 集落 ≫は壊滅し、しゅうみん達は魔族ディモム悪魔デモン達にらわれてしまい、奴隷として連行されてしまった。






導師マオ

「 あっ、セロ──!! 」


 セロフィートの姿を見付けた導師マオは走る。


セロフィート

「 導師マオ様、ご無事でしたか 」


導師マオ

く言うよ!

  それより!

 { いくなんでもかずが多過ぎたんじゃないか?

   『 ほど(ほど)にな 』って言ったじゃんかよぉ~~ }」


セロフィート

「 はて?

  そんな約束しました? 」


導師マオ

「 セぇロぉ~~~~ 」


セロフィート

「 ふふふ…。

  そう膨れないでください♪

  みたいに可愛いです♥️ 」


導師マオ

に例えるなっ!! 」


セロフィート

なにはともあれ、大活躍も出来ましたし、大成功です。

  終わりければすべし──です♪ 」


導師マオ

「 はぁ…………。

  疲れたから早く休みたいよ…… 」


セロフィート

「 大陸神のつかい様がられる《 避難場所 》へ向かいましょう 」


導師マオ

「 そだな…… 」






──*──*──*── 避難場所


 大陸神のつかいがもうけた《 避難場所 》には≪ 集落 ≫で暮らしているしゅうみん達が集まっていた。


 大陸神のつかいは、怪我をしていない元気なしゅうみん達に役目を与え、怪我人達の世話をさせたり、げ遅れてしまったしゅうみんないか確認をさせていた。


導師マオ

「 キノコン──じゃなくて、大陸神のつかい様!

  しゅうみんは無事ですか? 」 


大陸神の御遣い

「 導師マオ──、お疲れま様エリ。

  今、分身たいこんどこに使うテント張りと、炊きしの準備をさせてるエリ。

  倒壊した民家にげ遅れたしゅうみんないか確認もしてるエリ。

  がれの撤去作業も平行しておこなっているエリ 」


導師マオ

さす大陸神のつかい様ですね。

  手慣れてますね 」


セロフィート

「 《 避難場所 》は大陸神のつかい様に任せ、導師マオ様は≪ 集落 ≫のおさに会いましょう 」


導師マオ

「 そうだな。

  怪我人はるけど、重傷者はなさそうで安心したよ。

  おさるのかな? 」


 セロとオレは≪ 集落 ≫のおさを探した。






──*──*──*── 救護所


 怪我人達が集められてる場所をとおっているとセロがあゆみをめた。


導師マオ

「 セロ、どうしたんだ? 」


セロフィート

「{ 折角ですし、怪我人を治療し恩を売るとしましょう }

  導師マオ様、大陸神のつかい様からさずかった奇蹟のちからを使い、魔獣ジエンダの被害を受けたしゅうみん達の怪我をいやして差しげては如何いかがでしょう 」


導師マオ

「 そ…そうだな……。

  傷が残っても可哀想だもんな? 」


セロフィート

みなもの──、魔獣ジエンダの大群を討伐された導師マオ様が、傷の治療をおこないます。

  奇蹟のちからあやかりたい怪我人は、1列に並びなさい 」


 セロが言葉をはっすると怪我人達が顔をげて立ちがる。


 つぎ(つぎ)と怪我人がオレのまえに並び始めた。


 “ 大陸神のつかい様からさずかった奇蹟のちから ” だなんておおうそいてちゃってぇ~~。


 ほん元素エレメント魔法マジック回復ヒール魔法マジックなのにな!


 素直に規則ただしく1列に並んでくれている怪我人達に、回復ヒール魔法マジックを使い、傷をいやして行く。


 が無くて魔法マジックを使えないしゅうみん達は、初めて見る回復ヒール魔法マジックを不思議そうな顔をしている。


 驚いたり、感動したりしながら、かんたんの声をげながら、傷が治った事を喜んでいる。


 治療を受けたしゅうみん達は、オレに向かって両手を合わせておがんでいる。


セロフィート

「 導師マオ様、彼で最後です 」


導師マオ

「 おぅ! 」






セロフィート

「 お疲れ様です、導師マオ様 」


導師マオ

「 ──ふぅ~~。

  結構たよな。

  途中で熟練度ががった気がするよ 」


セロフィート

かったですね 」


???

「 あの──、宜しいでしょうか? 」


導師マオ

「 えと、だ怪我人がたんだ?

  なおしたらいかな 」


???

「 い…いえ……私は≪ 集落 ≫の代表者をしています。

  オグレと申します。

  ≪ 集落 ≫の危機を救ってくださり、がとう御座いました。

  あんなに多くの魔獣が向かってたのはまれて初めての事で──。

  どうなる事かと思いました…… 」


セロフィート

「 死者がなくてさいわいでした。

  重傷者もないようですし。

  落ち着ける場所ですわって話しましょう 」


 セロの提案をで聞いていたのか、ちかいてキノコン(分身体)がテントへ案内してくれる。


 テントのしたには丸太で作られた3脚の椅子が置かれている。


 テーブルまで用意されていて、テーブルのうえには喉をうるおす為の飲み物をキノコン(分身体)が置いてくれた。


セロフィート

「 導師マオ様、お座りください 」


導師マオ

「 うん…… 」


 オレが丸太の椅子に腰をろしてすわると、見届けたセロが丸太の椅子に腰をろしてすわる。


 ≪ 集落 ≫の代表者(オグレさん)は丸太の椅子にはすわらず、地面に両膝を付いた状態ですわる。


 ≪ にっぽんこく ≫の言葉で言えば、せいだな。


 折角キノコン(分身体)が用意してくれた椅子だから、すわようにとうながしてみたけど、代表者(オグレさん)は「 おそおおいです 」とか言ってきょされてしまった。


 セロから「 導師マオ様に対する敬意の念を行動で示してくれているのでしょう。無理意地はせず、オグレさんの想いをみ、敬意を受け取りましょう 」なんて言われたら、諦めるしかない。


 代表者(オグレさん)せいの状態で、セロと導師マオに対して感謝の気持ちを伝えてくれる。


 かに隠れて、ちゅうを浮いた状態で移動しながら魔獣ジエンダを倒していたオレの姿を見ていたんだろう。


 ちゅうに浮きながら魔獣ジエンダを倒したのは、やり過ぎだったかも知れない。


 セロの事、言えないな~~。


 不思議な能力ちからを使い、ちゅうに浮きながら、不思議な能力ちからを武器に纏わせて魔獣ジエンダを倒していた様子を見て、“ 導師の再来 ” だと感じたらしい。


 傷をいやしてなおした奇蹟のちからを見て、“ 導師の再来 ” を確信したらしい。


 極め付けは “ 大陸神のつかい ” と呼ばれた喋るキノコンの存在だ。


 分身たい達が必要で的確な行動をテキパキとおこっている姿はしゅうみん達へのはげましとなっていた。


 元気な者達はキノコン(分身体)もとに集まり、精力的に手伝いをする為に動き回っている。


代表者:オグレ

「 導師様、今の私達に出来る限りのおんがえしをさせて頂きたいです。

  受けて頂けませんでしょうか── 」


セロフィート

がたい申し出です。

  ですが、かいめつまえの状態である≪ 集落 ≫には余裕が無いでしょうに。

  ずは≪ 集落 ≫を復興させるのがさきです。

  民家を失ったしゅうみん宿じゅくをする事になります。

  幼い子供に迄、宿じゅくをさせる訳にはいかないでしょう 」


導師マオ

「 そうだな。

  民家を失ったしゅうみん達にはキノコン(分身体)が用意してくれてる仮設テントにうつってもらおう。

  新しい民家が完成する迄の一時的などことして使ってもらえるといよな。

  ずは民家を失った家族を優先的に仮設テントへ案内してほしい。

  出来れば1人者に対しては、ほかの人と共同で仮設テントを使用してもらいたい 」


セロフィート

がれの撤去作業も進んでいますし、倒壊した民家の更地化も同時進行で進んでいます。

  順調ならの午前には民家の建設を開始させる事が出来ます 」


導師マオ

「 大陸神のつかいのキノコン(分身体)に任せれば、≪ 集落 ≫の復興もぐだから安心したらいよ。

  御礼は≪ 集落 ≫の復興を祝う “ 復興祭 ” と一緒で構わないよ 」


代表者:オグレ

がとう御座いますっ、導師様!! 」


導師マオ

「 オレにも出来る事が有れば、セロと一緒につだうしな!

  だろ、セロ! 」


セロフィート

「 導師マオ様に出来るのは、≪ 集落 ≫周辺の見回りと≪ 集落 ≫にちか魔獣ジエンダの退治となります 」


導師マオ

「 そっか。

  魔獣ジエンダ魔法マジックを使わないと倒せないもんな 」


 代表者(オグレさん)は “ 魔法マジック ” という聞き慣れない言葉に対して、頭のうえハテナを飛ばしながら首を傾げている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ