✒ なんちゃって導師、大地に立つ! 1
◎ 読者の皆さん、御早う御座います。
今回は残していた録画アニメ【 テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス 2話 】を久し振りに見た事が切っ掛けで書いてみた作品です。
OPの「 風ノ唄 」大好きです。
CDを持っているので、聴きながら作品を書きました。
因みにゲームは持っておらず、アニメで存在を知りました。
「 導師の夜明け 」の動画も見ました。
──*──*──*── とある大陸
──*──*──*── とある遺跡
セロフィート
「 マオ──、導師になりましょう 」
マオ
「 はぁ?
どうしぃ??
何だよ、突然── 」
セロフィート
「 面白い壁画を見付けました♪ 」
マオ
「 面白い壁画ぁ??
嫌な予感しかしないんだけどぉ!? 」
セロフィート
「 この壁画には、≪ 地上界 ≫を混沌に落とした “ 不浄王 ” なる存在が実在していた様です。
≪ 天上界 ≫より天民が≪ 地上界 ≫へ降り立ち、悪き存在である不浄王を不思議な能力を持って祓い “ 常闇の扉 ” へ追いやり封じた──と有ります。
不浄王が封印された後、残された不浄が魔獣へと変わり、地上人を襲う様になりました。
≪ 天上界 ≫へ帰らず、≪ 地上界 ≫に残り、生きる事を選んだ天民の末裔──古代人は不浄から生まれた魔獣を倒す為、大陸中へ旅立って行きました。
不思議な能力を使い、魔獣を倒す天民達は、地上人達から “ 導師 ” と呼ばれ、英雄として讃えられた──と有ります 」
マオ
「 へぇ…………本当かな? 」
セロフィート
「 此処に彫られている事柄は、地上人視点の出来事です。
真実は異なるかも知れません 」
マオ
「 天民視点も有るって事か? 」
セロフィート
「 さて──どうでしょう。
但し、地上人から “ 悪き存在 ” と言われた “ 不浄王 ” は、 “ 大陸の意思 ” に依って生まれ出た存在です。
地上人にとっての災厄は自業自得です。
天民達が≪ 天上界 ≫から降り立ち、不浄王を封印する必要は無かったのです 」
マオ
「 どゆことだよ? 」
セロフィート
「 無力な地上人には不浄王に抵抗する能力は与えられていません。
自分達の代わりに不思議な能力を使える天民達に不浄王を封印させ、地上人を助ける様に仕向けたのでしょう 」
マオ
「 仕向けるって── 」
セロフィート
「 人間ですし、卑怯でズル賢いのは≪ 大陸 ≫が違っても変わりません。
天民達は “ 大陸の意思 ” に背き、不本意ながらも不浄王を封印する選択を選ばざるを得なかった──。
それにより、“ 大陸の意思 ” は≪ 地上界 ≫に残った不浄を使い、魔獣を生み出し、地上人の数を減らす為に襲わせました 」
マオ
「 “ 大陸の意思 ” が起こした事なんだな……。
じゃあさ、天民に魔獣を倒させる様に仕向けたのも地上人なのか? 」
セロフィート
「 そうです。
地上人には魔獣に抵抗し、倒す能力を持ち合わせてません。
不思議な能力を持つ天民達に魔獣退治をさせる流れになるのは当然の事でしょう。
真実を隠し、美談に捏造し、後世へ伝え、伝承として語り継がせるのは人間の得意技です。
この壁画には、地上人の悪意に依って捻曲げられてしまった歴史が彫られています。
とんでもない内容ですけど、“ 導師 ” が地上人にとって “ 敬愛すべき英雄 ” である事は変わりません。
この時代 “ 導師 ” として活動すれば、何かと都合が良いですし、間違いなく儲かります。
マオ、導師になりましょう 」
マオ
「 なるかよっ!!
そんな壮大な話を聞いた後で “ なんちゃって導師 ” で旅するなんて── 」
セロフィート
「 ふふふ…。
マオに拒否権は無いで~~す♪ 」
マオ
「 そうだったぁ~~!! 」
セロフィート
「 早速、導師の衣装に変えましょう 」
セロが古代魔法を発動させるとオレの着ていた衣装が変わる。
セロが〈 テフ 〉で構成してくれた姿見に映る自分の全身を見た。
マオ
「 これが導師の衣装なのか? 」
セロフィート
「 〈 テ
当
マオ
「 そうなんだ……。
当
セロフィート
「 左
剣は左
マオ
「 魔法陣
セロフィート
「 印刷ではなく刺繍です。
アミュレットが無くても元素
元素
剣に元素
この≪ 大陸 ≫の人間達は素
元素
魔獣
マオ
「 へぇ~~。
じゃあ生活魔法も使えないのか。
不便だよな 」
セロフィート
「 不浄王,魔獣
素
蹂
マオ
「 “ 大陸の意思 ” かぁ……。
防衛能力が高過ぎないか? 」
セロフィート
「 〈 皇
長期出張中
マオ
「 そっか……。
早く〈 皇
セロフィート
「 この古い《 遺跡 》を活動拠点にして、導師としての活動を始めます 」
マオ
「 この古びた《 遺跡 》を?
確
セロフィート
「 キノコンには《 遺跡 》の管理を任せ、〈 大陸神の御
“ 大陸神の御
マオ
「 形から入
セロフィート
「 面
そろそろ可愛い〈 合成獣
マオ
「 …………先
セロフィート
「 はいはい、分かってます。
善良な一般市民は後
ちゃんとマオの想いを汲みます。
マオだけのセロフィートを信じてください 」
マオ
「 狡
信じるに決まってるだろ! 」
セロの腰に抱き付くと、セロが頭を優しく撫ででくれる。
今回は大人しく頭を撫でられといてやるからな、セロ!
セロが古代
召喚陣から2体のキノコンが現れた。
セロは1体目のキノコンに対して《 遺跡 》の管理と神殿の建造を指示する。
2体目のキノコンには虹色に輝く薄い妖精の翅
魔法少女が持ってる様
何
マオ
「 セロ、この虹色の粉
セロフィート
「 粉
これは砂糖
マオ
「 砂糖
砂糖
セロフィート
「 ふふふ…。
今回は人間にも無害な砂糖
改良してみました 」
マオ
「 何
でもさ何
セロフィート
「 日
仄
妖精の翅
神秘的に見えません? 」
マオ
「 た…確
ファンタジーっぽいかもな 」
セロフィート
「 導師マオ様,御
大陸神の御使い
「 はいですエリ。
全身全霊で “ 大陸神の御
導師マオ
「 偽
セロは今迄通
セロフィート
「 誰が “ なんちゃって吟遊詩人 ” ですか。
今回は “ 吟遊大詩人 ” に扮
導師マオ
「 “ 超越の
じゃあ、セロも天
セロフィート
「 そうなります。
“ 導師マオ様 ” は魔神
導師マオ
「 滅
セロフィート
「 そうです。
≪ 天上界 ≫へ帰らず、≪ 地上界 ≫に残った天
行き場を失った者,身寄りの無い者…等
≪ 小国
ワタシは “ 導師マオ様 ” の保護者であり、旅をしながら世間の常識を教える先
導師マオ
「 じゃあ、セロは “ 導師マオ ” の育ての親になるんだな 」
セロフィート
「 ふふふ…。
“ 導師マオ様 ” は天
導師マオ
「 おぉ~~。
如