EP1 再会? パート2
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俺達はノーテル大陸の貴族、ハイリシア家のご令嬢``アリア・ムール・ハイリシア``と共に船に乗った。
「これが船ってやつか!」
ライラのテンションが戻るのはもう少し長くなりそうだと感じた。
「ところで、リザと知り合いってどういうことだ?あなたは人間だろう?」
はしゃいでいるライラをよそに俺たちは船内で話していた。ライラは魔香を消してあるので多分大丈夫だ。
「人間?確かに今のこの体は人間ね」
「どういうことだ?」
「ああ!もう!察しが悪いわね!つまり、私は元魔族でもっと言うと魔王だったってこと!」
衝撃の事実と共に俺は「こいつ、昨今では流行らない``ツ〇ツ〇``だ」ということを。
「あ、あの!」
ふいにリザが声を上げた。
「なぁに?ワリュー」
俺とは打って変わって優しい声色のアリアに複雑な心境なのは言うまでもないだろう。
「本当にクリファ様なのでしょうか?目の色は同じですけど…失礼ですがやっぱり信じられません」
それもそうだ。いきなり旧友が何もかも変わって現れたんだ。信じられない気持ちもわかる。
「ジグルーク、あなたの父親の名前で私の父の側近。小さいときあなたはよく私と遊んだわね」
アリアが手を耳にやったと思ったら、耳たぶを下に2回引いた。
「そ、それって!」
「``いつもの庭に行こう``でしょ。後はね…」
そういうとアリアは俺をまっすぐに見つめて、
「ワリューを抱っこしなさい」
静かに言った言葉が脳内に響き渡りそれ以外考えられなくなった。いつも間にか俺はリザをお姫様抱っこしていた。いきなりされてびっくりしたのかリザが目を見開いて少し頬を赤く染めていた。
「洗脳の魔眼。これで、分かってもらえたわよね」
「はい!」
リザは納得したといわんばかりに大きく首を縦に振った。その後せっかくなのでリザをあやしたがアリアからすさまじい眼光が注がれるので苦笑いが顔に張り付いてしまった。
「そ、それで、アリアさんとリザって、というか魔族に昔何があったんだよく考えたら俺何も知らないから…」
ずっと聞きたかったことをアリアたちに聞いた。
「長くなるわよ」
「構わない」
「じゃあ、さっきの様子から少なくともワリューに気に入られてはいるみたいだから教えてあげる」
そうして、アリアは語りだした。200年前の悲劇の話を…。




