EP8 帝国襲撃 パート2
いつも読んでいただきありがとうございます!
短めです。
どれくらいたっただろうか。作戦開始からもうかなり経ったのに一向に戦闘の気配が収まらない。帝国の抵抗が思った以上にあったのかもしれない。あとは数の暴力だろう。
「遅いわね」
おもむろにリザが口を開いた。
「リザもそう思うか」
「ええ。いくら何でもあんなとんでも武器使っといてこんなに時間がかかるとは思えないわ」
確かにそうだ。少なくとも折れるなんてことはない。耐久力で言ったらどんな武器にも負ける気がしないくらいにはした。
「仕方ない。少し暴れるか」
「本当は暇だっただけの癖に」
リザには全てお見通しのようだ。確かに後衛だから当たり前なのだが、暇で退屈でしょうがなかった。
「ヒイラさん聞こえるか?」
インカムでヒイラに飛びかけた。
「は、はい!何ですかアマネさん。まさか!そっちにも大量の敵が⁉」
「いや違う。今戦況はどうなっているんだ?」
するとヒイラから想定外なことが伝えられた。
「居ないんです!城にもどこにも、皇帝がいないんです…」
どうやら逃げたか隠れたかしたのだろう。完全に想定外だった。ただし、作戦上では。
「やっぱりか。なら俺もそっちに行く」
「え?分かっていたんですか」
「予想だけな。とにかくそっちに向かうから」
「は、はい。えっと場所は…」
「大丈夫だ。こっちで勝手に探す」
「ええ?どうやって?」
「空から」
はぁぁぁぁ?という声が聞こえた気がしたが気にしないことにしよう。
「リザ」
「分かってる」
すでにチャージは終了しているらしい。
「じゃあ、行くよ」
「ああ」
「グラン、トリプル!」
途端、魔法の影響を受け上空に飛ばされた。
「えーと、ヒイラさんは…見つけた!」
今度は自分の魔法に乗ってそこに落ちる。
「避けろ」
その場にいた全員が上を見た。
「総員、離れろ!」
ヒイラの声が響いた。下りられるだけのスペースが開いたことを確認してから。俺は加速した。
ドドーン!!!
着地音が漆黒の空に響いた。
「お待たせ」
そして、俺はいいことを思いつくのだった。




