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プロローグ
王道異世界ものっぽいやつです。好意的なコメントがもらえたら嬉しいです!今回投稿初めてなのでお手柔らかにお願いします!
「起立、気をつけ、礼」
津久見ヶ丘高等学校2-Eの教室で学級委員長が号令をかけた。何気ない1日の始まりをただ憂鬱に感じながら席についたのは、僕、天音 藤也17歳だ。
「ふじやくーん!」
1限目の終わりの休み時間。インキャな僕に近づいてきたのは、クラスのマドンナ(また、これで何度目かわからないが僕の名前を間違えたのは)咲森 陽郷だ。
「僕、とうやなんだけど…。で、どうしたの、咲森さん?」
「いや〜ごめんごめん、間違えちゃった。てへへ。でね、今度皆んなで、肝試し行こうって言ってて、よかったら、藤也くんもどうかな〜って」
「こんな、冬に?まぁ、行けなくはないけど…」
「じゃあ決まりね!12月29日の9時、駅前の、公園ね!」
「わかった」
このとき、''俺"はまだ知らなかった。これがただの肝試しじゃないということに。
いかがでしたか?なるべく定期的に投稿するので、よかったらまた読んで頂けると嬉しいです!では!また!